私にとっての日本QA研究会(JSQA)

昨日、閑話休題ということで、3rdGQACのことについて、書いたところですが、その続きということで、私にとってのシリーズの5題目ということで、私にとっての「日本QA研究会」という題で書いてみたいと思います。

一言でいうと、私に国際人としての「成長」の機会を与えてくれた存在。

私が、1997 or 1998年頃 会社で左遷されたように九州に出戻り転勤でQAU室という部署に配属になり、
そこで、辻室長が、JSQAへの入会の準備をしていたのを覚えています。

その後、JSQAへの活動にGLP、GCPの両部会で参加することになりました。

そして、1999年、当時の中江GCP部会長が発足させた「GCP特別プロジェクト」で、GCP監査担当者の地位向上のための教育や資格要件等のあり方について検討する部会に参加しました。

そして、この特プロから、BARQA(英国QA研究会)の年会に参加する機会をもらい、
開発企画にいた時以来の海外出張の機会をもらいました。

(笑い話)・・・・当時の社内決裁で、「日本QA研究会の代表として・・・・」という文言で、海外出張の決裁書をだしてましたが、
         社長室や役員回覧の中では「日本代表」という言葉に置き換わっていたようでした。。。。???
         ということで、久しぶりの出張もあっさり承認。

この時のBARQA年会への出張が、今回の3rdGQACの始まり。
この時、私は、当時の柳田会長、今田国際委員会委員長と一緒の出張で、私からすると身分的にも”おこがましい”気がしている中でのイギリス出張でした。

今田さんとは、成田から一緒で、事前に送っていた私の写真で、今田さんから見つけてもらい、同行してロンドン経由で一路イギリスのハロゲートという街へ行きました。

そこで、Annual Conferenceに参加しました。

世界のQA研としては、もっとも古い組織で、300名ほどが参加する学会で、QA担当者として、かなり大きなインパクトをもらったのを記憶してます。

期間中、柳田会長からの提案で、BARQAの役員会とのミーティングがセットされ、私からは今田さんからアレンジれ、JSQAの概要、活動内容を説明しました。 

そこで、柳田会長から国際会議の開催の提案がされ、BARQA、SQA(米国QA研究会)とのMOUの締結等も提案されました。
(この機会にご一緒できたことに感謝!)

当時の印象については、かなり長めの報告書を書き、JSQAの会報に投稿したのを覚えています。
GCPの部会総会でも報告。(名古屋の大雨・洪水の時)

その後、日本に帰ってしばらくして、今田さんから電話があり「国際委員会の委員長しませんか」とのこと。
会社に相談しても委員長は許してもらえませんでしたが、国際委員会の委員には参画することになりました。

それから、10年余り。2005年の夏ごろと思いますが、前委員長の突然の退会により、私が委員長をすることになり、
その後の2nd 3rdのGQACの準備をする機会に巡り合いました。

国際委員会の期間中、比較的頻繁に、SQAやBARQAの年会に参加する機会をもらい、
ここで、いろんな方との出会いがありました。

この出会いや国際学会への参加で、私自身の見識もだいぶ変わり、海外の知り合いも増え、
専門家としては、まだまだ、力の足りないところはあるのだけれど、国際的な知識、見識はある程度持てるようになりました。

少なくとも、JSQAの中では、いろいろなことをコメントできるようになりました。

自分の会社にとって、直接貢献できていないようなJSQAの活動は、難しいところも多かったのですが、
これらの活動を通して、国内でもいろんな方と出会う機会が増え、

これらの出会いや役柄で私自身「成長」させてもらったように思っています。感謝。

昨日は、今回の3rdGQACに参加し、貢献していただいた方たちへの感謝の気持が強く、そのことだけを書きましたが、
私自身についてみれば、自分に足りないところへの「気づき」もありました。

この分野を通して、もう少し自分自身成長する方向性を見つけることができました。

3rdGQACの場で、イギリスのAndrew Waddell氏が言っていた、
これからのQAに必要なこととして
 Balance、
 Leadership
 Passion
をあげられました。
また、QA活動を異分野へ広げていくことが必要 などのコメントもいただきました。

私自身、
他分野にまたがって仕事をしているものとして、
多少海外の事情にも詳しいものとして、

このコメントは、腹落ちできるものでした。

これからは、私自身も、これらの私から見えているQA活動というものを、見直し、文章としてアピールしてきたい。
そうすることで、自分自身のこれからの活動も見えるものになってくると思っているところです。

今日は、またほかの仕事で忙しいところだけど、
時間はかかるかもしれないけど、この思いは実現していきたいと思っています。
 
以上。