阿蘇カルデラスーパーマラソン 

6月2日阿蘇カルデラスーパーマラソンで100km走りました。(タイム:11時間26分 天候:曇り、ときどき小雨)
目標だった100km完走で、次をどうするか? 考えているところだけど、その時の模様を記録として書きとめておきたいと思います。

大会前日(6/1)、
 夕方17:00、自宅を出発。
 車はいつものプリウスではなく、ステップワゴン。
 理由は、マラソン当日の朝のバスの時間が3:30と早い時間になるので、改めて宿をとるのをやめて、車の中で寝るようにしたためで、
 ステップワゴンだと、後部をたためば、寝るスペースを確保できるため。

 夜19:00にゴール会場である阿蘇市総合センターに到着。
 まずは、風呂、共同浴場探し。
 インターネットではたくさん共同浴場があったが、その中で、名前の気に入った「七福の湯」を探していった。
 会場の近くで、非常にシンプルな風呂で、「源泉かけ流し」 浴槽、洗い場とも本当にかけ流しの状態。
 入浴料100円。(結局、走り終わってからもここで入浴)

 夜19:30ごろ、食事調達と駐車場探し、
 夕食は近くのファミマで調達。(コンビニ カツ丼)
 駐車場は、結局会場に最も近い第一駐車場。
 第二、第三駐車場は満杯で、会場裏にあって、市の担当の方が停めていたという第一駐車場に最終のねぐらを決定。

 夜21時すぎ
 フェイスブックに、近況をアップし、就寝。

 6月2日 2:30 起床
  12時すぎたころから、周りで車のドアの開け閉めの音がしていたので、そのころから続々と、人が集まっていたものと思う。
  
 朝 3:30 バスへの乗車 スタート地点へ移動
  軽めの朝食、トイレ等をすまし、バスに乗車。
  おそらく、遠くから来ている人のうちかなりの人はこのバスに乗る。50人乗りの大型バス・・・・数台以上。

 朝 4:00 ごろ、スタート地点 阿蘇ウイナスに到着
  入口付近で、渋滞?があり、会場付近で、ゆっくり、なかなか到着しなかった。
  到着後、ばたばたと受付、着替え、ゼッケン付け、荷物預け など
  必要な準備を終えて、4:30ごろ 準備完了。
 
 朝 5:00薄暗い中、スタート
  最初は、かるい上り下りで、20km付近まで、ゆったりとしたペース。
  いつもだと、20kmというと、マラソンでも中間。ハーフだとそろそろ最後の雰囲気であるが、
  なんとも先の永い話・・・で、ようやく20kmか・・・ という感じ。
  20kmの通過時間1時間48分。
  すこし早目のペースであったらしく、おそらくのこの時点で、順位は70~100位前後。
  周りの常連組の話を聞いていると、このままのペースで走れれば、9時間台で、30位くらいには入れるとのこと。

 20kmすぎの長ーい上り坂。
 標高差400-500m以上はあるような感じであるが、長い長い、急な上り坂。
 半分くらいは走れず、歩いて登る。
 見た感じ、8割が歩き、2割が走っているような感じで、私もときどき走ったけど、走っても歩いているスピードとあまり変わらないので、上りが急になると歩きを選択。(この流れ場、最後までときどき出てきた)

 登りきったら、寒かった。
 何km走ったかは不明だけど、登りきったら、風、空気とも冷たかった。
 私の今回のウエアは、ランニング短パンで、最も軽装で、もっとも気合の入った格好。頭はいつものバンダナではなく、帽子。
 ここから、しばらく尾根つたいの間隔で、下ったり、登ったり小刻みな起伏のあるコースを走る。
 山の中(林道)というイメージのところもところどころ、
 高森もこの時間帯で過ぎたように記憶が残っている。

 なか中時間が過ぎず、朝9:00すぎ、40km付近を通過。通過タイム:4時間05分。
 6分/kmできているので、これでも結構いいペース。
 
 42.195kmは、4時間20分で通過。
  そして、待ちにまった42.195km。
  走り出してから、ずっと早く42.195すぎないかな。。
  初めての感覚を味わいたくて、本当に待ち遠しかった42.195km
  フルマラソンなら、ゴールで感慨深いものもあるところだけど、
  これから、まだ60km近く走らないと・・と思うと、体も疲れている暇はない・・気合再注入。
  ここから、私にとって未知の部分で、自分自身の体の変化に期待しつつ、RUNを継続。
  この時点で、相当程度の疲れは感じでいた。

50km通過 5時間30-5、6分くらい(午前10時30分)
 42km付近から足があまり動かなくなり、かなりの人に抜かれた。
 特に下り坂。
 ふだん、下りは体重も重いので、早いほうであるが、これくらいになると、下りは足が痛い。(足の裏と太もも)
 これくらいから、残り時間を考えだす。12時間で走りきるとして、残り6時間30分。
 いけるかな・・とおもいつつ、この後のペースダウンを覚悟。
 
 と思って、意識的にペースダウンさせた。(頭の中は、「遅くてもいいや、完走完走」)

55kmすぎ
 中間の休憩所(52km付近)での、軽い休憩(水分補給、軽めの食事、パンとおにぎり、バナナ、スイカなど)
 このあと、ぼちぼちとゆっくりペースで、走りだし、ペースをキープしていると、
 55kmすぎから、なぜか急にいったん体が軽くなる。
 おそらく、この後の5km位は、5分/kmより少し遅いくらいのペースで走っている。
 途中、下りもあったけど、早すぎるな??と意識的にペースを落とすほど。
 この間、かなりの人を抜いた。
 いわゆるこれもランナーズハイか?

60km 11時20-30ふんごろ通過
 このころから、あと何時間・・・走れば、これくらいの時間をかければ、完走できる。とかなり完走を意識ししだしたし、
 完走が現実的に感じられてきた。

65km付近 ちょうど12時ごろ。
 正確に時間は測っていないが、65km付近で12時ごろ。
 あと35kmか と思いながら、もし平坦なら、4時間ぐらいかな、いや、疲れているから、足も動かないから4.5時間などと思いながら、夕方5時のゴール、12時間の記録を意識しだした。

 そもそも、日が暮れるころのゴールを覚悟していたが、意外と早くつくかも・・などとゴールがイメージできるようになっていた。

70km付近
 60kmから70kmの間は、ペースでいくと6分10-30秒/km
 登り、下りでペースに差。
 平坦、下り坂はおそらく 6分/kmくらいのスピード、登りは、7分/kmもしくは歩き。

 67.5kmすぎ、50kmにエントリーしていた高木さんが私に追い付き、声をかけてくれた。
 高木さんは、かなりいいペースで走っていた。

このころから、アップダウンを繰り返しながら、軽く登っていたような感じであるが、
 軽ーい、長ーい坂が70km過ぎに一か所。

そして、75km過ぎに、また、心臓破り…ここまで来ると、心臓というより足。走れない。の坂。
 急な坂で、山を一気に登っていく感じ。
 しかし、ここでは、また元気が出ていた。
 スピードは上がらないけど、「休まないで登れば」だけ意識して走った。
 ここを登ってしまえば、あとは尾根づたい、そして下り。最後の頑張りどころと思い、この坂を上った。

80km付近 9時間くらいで通過。
あと3時間で20km・・・などど意識。いけるいける。

82.5kmごろから、山の上、平原的な景色の中を5kmほど走り、
 上ってきた足にダメージもあり、ほとんど足が動かず、
 比較的平坦なのに、足が出なかった。動かなかった。7分/kmぐらいのペースには落ちていたとおもう。

87.5kmすぎ、一気に下り坂へここから、400-500mくらいの標高差だとおもうが、
5kmほど一気に下り。ここでも足は動かず、かなりの人に抜かれた感じ。

90kmから、のこり10kmを1kmごろにカウントダウンスタート。
92km付近、下り完了。

下りながら考えていたが、いったんくだりが終わったらエンジンをもう一度かけてみよう・・・
92kmすぎ、平坦になったところで、リスタート。
ここから、おそらくちょうど6分/kmくらいのペースにペースアップ。
意外と簡単にギアチェンジできたので、自分自身でも驚き。ここで、「人間ってすごい、こんなところでも力が出るんだ」などと一人で感心。
このペースで、3-4kmくらい走れた。最後までいけるかと思ったけど、そうはいかなかった。
残り3-4kmくらいで、またペースダウン。

のこり3.5km付近、再度エンジンをかけなおし、ちょっとだけペースアップ。
いい感じで1km走ったところで、最後のエイドステーション。
横をすかして走ろうと思っていたところ、水を差しだされ、止まって飲んでしまい。
ここで、ペースを上げることができず、のこり2kmで、あらためてエンジンをかけようと思ったけど、
もう足は動かなかった。これで10人以上には最後抜かれてしまったとおもう。

そして、最後、完走できたな・・・実感しながら、11時間26分でゴール。
一人で満足しながら、Facebookに完走を報告。

ゴール地点で、ほぼ同時にゴールした、年は私と同じか少し年上に見えるお姉さん。
わたしより、1分ほどはやくゴールしているはずであるが、満足していない様子。
女子部門で、10位以内に入れなかったことが悔しかったらしい。去年は8位だったとか?

自分では、”鉄人”の仲間入りできたかな・・・などと思っていたが、
いやー ”鉄人” は、まだまだたくさんいますね。
私自身まだまだひよっこ。

もっともっと頑張らないといけないけど、しばらくは休憩。
次は、四万十川、サロマ湖、ちょっと考えてみたい。
ウルトラは、長くて本当にきついけど、走れるとわかると、もう少し次の領域を見たくなる。

次???一度、走って都城まで帰ってみたい・・・片道 250-300kmほど。4日くらいかかるかな?

それでは、また次のチャレンジへ。頑張んべ。