私が「映画オハイエ」の上映を提案した理由

「音楽っていいよね! 障害があっても、なくてもみんなで楽しめる」

これを私の住む町でも感じたい、実現したい。そして、障害者と普通の人が垣根なく一緒に楽しめる場をつくりたい。
この「とっておきの音楽祭」を鳥栖で開催する大きな音楽祭イベントである「ラ・フォルジュルネ音楽祭 in 鳥栖」と併せて開催する。

こうすることで、私の住む町でも、障害があってもなくてもみんなで音楽を楽しむことができるし、その威力を最大限に発揮することができる。
この思いが「映画オハイエ」を理解促進事業で実施するよう提案した理由です。

12年前、宮城県仙台市からスタートした「とっておきの音楽祭」 オハイエ音楽祭。
音楽祭への参加人数は、24万人。

一昨年、鳥栖で開催され、大盛況だったと報じられた「ラフォルジュルネ音楽祭」の動員数が3日間で7万人。
この数字だけで、仙台のこの「オハイエ音楽祭」の威力がどれほどのものかがわかると思います。

Youyubeにも、たくさんの「オハイエ音楽祭」の映像はたくさん投稿されています。
本当にみんなで楽しんでいるし、すべてが素晴らしい。

涙腺の弱い私には、何度見ても涙腺を刺激される光景がアップされています。

人口7万人の小さな町(鳥栖)で、このイベントを実施するのは、本当に難しいことかもしれません。
しかし、鳥栖では昨年、1昨年の2年間実施した「ラフォルジュルネ音楽祭 in 鳥栖」があります。

このみんなが集まる音楽イベントに、「とっておきの音楽祭:オハイエ」を加え、みんなで盛大に楽しみたい。
これが、「心のバリヤフリー」を目指す、障害者理解促進事業のゴールとまではいきませんが、真の方向性だと思っています。

障害があっても、素晴らしいパフォーマーはたくさんいます。
筆頭は、盲目のピアニスト 辻井信行さん

優しいリコーダーの音色を聴かせてくれる。
荒川知子とファミリーアンサンブル

すごい太鼓の迫力で迫る
長崎 雲仙の 瑞宝太鼓

どこか不揃いが楽しい
鹿児島 しょうぶ学園の Otto & Orabu 

こんなパフォーマーを呼んで、素晴らしいクラシックのパフォーマーが揃う「ラフォルジュルネ」と一緒にして楽しみたい。
うちの息子と施設の人と近所の人と、一緒になって楽しみたい。

「映画オハイエ」の上映会のあと、来年、再来年には、
鳥栖バージョンで、こんな「とっておきの音楽祭」やりましょうよ。
そして、本当の「心のバリヤフリー」を目指しましょうよ。

そして、みんなに 「鳥栖っていいね」 といわれる街を作りましょうよ。

こんな思いで「映画オハイエ」の上映を提案させていただきました。

みんなでこの映画をみて、鳥栖バージョンの「とっておきの音楽祭」を開催して、
そして私の住む町で、本当の「こころのバリヤフリー」を実現しましょう。

これが、私の気持ちです。

障害者理解促進事業の実行委員会の皆様
また改めて、文章にしたためますので、よろしくお願いします。