日渓智行 7回忌 「あえてよかった 遇」

今日、大学の先輩から、「あえてよかった 遇」の冊子をいただきました。

中身は、私の大学の後輩で、会社でも後輩 日渓智行君を偲ぶ冊子。
彼は、6年半前の真夏の7月31日?気温30数度のなか、野球の後、ランニングしていて途中で熱中症で倒れました。

若くて、スポーツマン、気のいい後輩で、会社でも周りの人間の面倒をよく見てくれました。
彼の死の訃報を聞いたのは、私の出張中で、葬式にも間に合わず、後で一人でご焼香をしに行ったのを覚えてます。

自分より、若いのに・・と思う気持ちからか、
もっと、いろんなことをしたかったろうに・・・という、気持ちからか、

なぜだかわからないけど、涙がとまりません。
改めて、ご冥福をお祈りします。

私は、彼の分まで、精一杯生きようとおもいます。
頼み事はしません。楽しみに、見守っていてください。

紫(むらさき)プロジェクト

筑紫野市商工会で進めている”紫(むらさき)プロジェクト”
私も専門家として参加させていただいています。

商工会のメンバーが中心となって絶滅危惧種の”紫草”の栽培を手掛けています。
そこから地域振興、産業振興の種を膨らませていこうとするプロジェクト。

このプロジェクトについて、いろんな角度から話すことがあります。
時間があれば、ゆっくり、この話も書きたいのですが、今日は一つだけ。

紫と書いて”ゆかり”と読みます。
古今集にある「紫の一本(ひともと)ゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」
(紫草が一本あるがために、武蔵野に生えている草は皆いとしいと見えるのです)という歌から、「紫」は“縁(ゆかり)”の色とされています。このことから、紫は縁結びの色であるといえますが、

同じ縁でも、額田王と大海人皇子の有名な歌からは、紫の不思議な魔力を感じさせます。
 「あかねさす紫野行き標野(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る(万葉集)」
 「紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも(万葉集)」
天智天皇の妻であった額田王との天地天皇の実弟の大海人皇子との関係をうたった歌ですが、一旦引き裂かれた二人が未だに紫(ゆかり)で結ばれていることを示す歌のようです。
紫は強力な縁(ゆかり)の色であるということでしょうか。
(うたの訳)
 茜色のあの紫草の野を行きその御料地の野を歩いているとき 野の番人は見ていないかしら ああ あなたそんなに袖を振ふらないでよ
 紫草のように香れる君がもし憎かったなら いまは兄の妻の君を どうして恋い慕うことがあるものか

 更科日記でも、源氏物語の一節に「紫のゆかり」というものがあったとされています。具体的にどの部分を指すのか、どういう内容だったのかを示す記述はないのですが、源氏物語の”若紫”の話が有力なようです。
これも、どちらかというと、複雑な恋愛のお話なので、“紫のゆかり”から、紫(むらさき)の魔力ような、人と人とをひきつける力を感じます。

私も紫の色の魔力に魅せられてしまっているのかもしれませんが、
このプロジェクトに魅せられています。

大好きな朝の時間

もともと、朝は早いのですが、
休みの日の朝の時間は特にいい。日曜日。

本当に静かな時間です。

このまま時間がゆったり流れてくれるといいのに・・・と思います。

さて、仕事を始めるか。
たーくさん、仕事残ってます。