アメリカ出張 SQA Annual Meeting

会社を辞めて5年目。
4回目のSQA Annual Meetingに参加した。

QA関係の仕事については、いままで、積極的に営業活動をしてきたわけではないが、
徐々に仕事が増えてきて、今年は、営業活動をもう少しやれば、事業としても一本立ちできそうなレベルまでなってきた。

そんな中での出張であった。
いつもと同じように、ほぼ同じ人に会って話をしてきたが、
今年は、今までになく、積極的に意見交換をすることができた。
しかし、もっとやろうと思えばもっとできたように思うが、満足のいくレベルだった。

JSQAではない、会社へではない、人の会社へではない、私自身へのコメント、アドバイスも多く頂いた。
仕事の話も有益であったが、スイスの同業のコンサルタント(Rita)からのアドバイスで、

私が他の中小企業診断士で経営コンサルタント業務もやっている旨を伝え、なかなか両立が難しい話をした。
彼女からのアドバイスは、 両方やりなさい。ぜったいあきらめずに両方やりなさい。というものだった。

仕事には、リスクが付き物で、業務内容が受託である限り、顧客の状況に大きく左右される。
リスク分散という意味での、両方やりなさいという、ネガティブな考えかたでもそうであるし、

何よりも、片方の分野の学習や経験は、もう片方の仕事にも必ず役に立つので、あきらめずにやるべきだというものだった。

彼女は、最近、QAではなくて、コーティングのコンサルティングも始め、そのことがQA事業にも役立っているとのことだった。

確かに、私も中小企業診断士を事業とし、いろいろなスキルを身につけてきているが、
薬事業界の知識レベルは若干落ち気味であることを感じるが、そのほかのコンサルタントとしてのスキルは、かなり向上してきている。

Ritaさんのアドバイスも、こういうことを指しているのだろう。

独立後4年間、毎年、営業活動をやめようと思っていたQA事業分野であるが、
昔描いていた夢である”海外を飛び回る仕事”としても、使える分野であり、もう少し、この分野の事業も磨きをかけてみることにした。

いつも、SQAへは自分自身のQA事業へのモチベーションを上げるために行っているようなものであるが、
今年は、特に、そのモチベーションアップには、最適な出張になった。

QAに磨きをけ、QA活動団体の仕事にも関わっていくことで、製薬事業分野、医療分野、あるいはその関連分野の発展、ひいてはhelthcaereの領域で私自身が貢献できるところを見つけることができるかもしれない・・・

そんなことを思わせる出張になった。

もう少し、私自身の事業にも戦略を立て、9月のドイツ(EQAC)には、また参加したいと思う。

いい出張でした。