2018.04.02 萩往還マラニック250㎞ 捨てられないゼッケン

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捨てられない Aゼッケン。
一昨年の初 250㎞挑戦(萩往還マラニック250㎞)の時のゼッケン。
ぼろぼろのゼッケンですが、大会2日目(5月3日)のお昼までは暴風雨。
今まで経験したことのない最悪の悪天候の中の大会でした。
暴風雨を何とか通り抜け、雨は上がったものの心が完全におれていて、約145㎞地点の湯元温泉では、ギブアップ宣言をしようと思っていたら、そのチェックポイントで、告げられました。
「静が浦キャンプ場のチェックポイントはキャンセルになりました。12㎞短くなりましたよ」と。
ここで、ここで終わりにしようと思っていた心に、神風が吹きました。
「まだ、走れということか」
「じゃ、いくしかないでしょ」と前に進む。
177㎞地点あたりの宗頭文化センターでは、仮眠1時間其の他1時間(合計2時間)ほどの休養をとり、再スタート。
夜の11時過ぎの再スタートでしたが、周りの雰囲気も、ゴールできますよというかんじで、進んでいきましたが、最後のチャックポイントである「陶芸の村」当たり過ぎてから、油断と極度の体の疲労で「歩き」が増えてしまい、途中、関門ぎりぎりになり、ペースがやばくなってきていることを感じ、再度エンジンをかけ、走る、走る。
最後の佐々波エイドを、関門の午後3時ほぼちょうどに走り抜け、走る、走る。
最後の萩往還道の山を越えたところで、残り3㎞ちょっと。
残り時間約35分。
「あーこれで制限時間(48時間)内でゴールできる。と思った瞬間、あれ「水がない」」
のどが渇き、走れないので、歩き出すと、体温が上がり完全に熱中症の症状。どこかに水があればなぁ、、ですが、ここからゴールまでは、水は自販機はなく、ただ、体温が上がらないように歩くだけ。
歩いて山を下りていく途中、制限時間を過ぎてしまいました。、、「また来年か」と、考えながら歩く。
途中、関門を過ぎてぃとをピックアップするための車が2台、私を誘いました。「乗りませんか」と。
「いやいや、あと少しだから、歩いてゴールまでは行きます」
で、最終的には歩いて、制限時間+20分くらいの時間にゴール。
その時、ゴールは撤収中。でした。
悔しさもわかないくらいヘロヘロのゴール。完踏証なし。
しかし、自分の弱さも、強さも、虚しさも、いっぱい感じた大会でした。なかなかできない経験です。
今年で3回目のチャレンジになりますが、
今年も、ひとり人間模様を楽しみながら、250㎞を走りたいと思います。
5月2日 夕方6時のスタートまで、1か月を切りました。
今年はどんな自分を味わうことができるでしょう。ほんとに楽しみです。