私は中小企業診断士で経営コンサルタント業を営む一方、
GxP QA コンサルタントという肩書でも仕事をしている。

一般の方にはなじみのない言葉だと思うので、これから少しづつ、私の仕事の解説をしてみたいと思います。

まず、今日は、GxPってなに?

ここでいっているGxPというのは、
医薬品の開発段階から、工場管理、副作用情報管理までの、薬事規制をすべて、
Good *** Practice という言葉でまとめいるため、このような呼び方になっています。

薬事規制というけど、工場管理、ISO等に詳しい人には、品質管理の規制といったほうが分かりやすい人もいるでしょう。

私が担当するGxPでは、次のようなものがあります。

GLP Good Laboratory Practice
この代表が「医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令」
GCP Good Clinical Practice
「医薬品の臨床試験の実施の基準」
GMP Good Manufacturing Practice
「医薬品の製造管理、品質管理の基準」
GVP Good Vigilance Practice
「医薬品の製造販売後安全管理基準」

もっとGxPはありますが、まずは、このあたりが代表選手になります。
これらの薬事規制の中で登場する役割として、共通するのがQA(Qualiti Assurance)という役割、別名、Auditorとか、自己点検担当者とかいう言葉になりますが、

これらの基準に沿って、手順書(procedural document)をそろえ、その通りに業務が行われているかどうかを監視する仕事、もしくは監査する仕事、これがGxP QA という仕事です。

軽く、ジャブのような気持ちで書いたけど、やっぱりまだ、分かりにくいですね。

明日からまた、少しづつ、できるだけわかりやすいように、解説していきたいと思います。

明日は、「日本の薬事法の中の各GxPの位置づけ」について書いてみます。