テーマは「技術者倫理と経営工学」で、今回は「経営工学」の部分を受け持ち、90分 × 8 の 2日間の講義でした。

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話の内容は、ビジネスのスタートアップのところに重点を置いた経営の話をさせていただきました。

学生たちにとっては、おそらく初めて聞くキーワードばっかりだったろうな、、ということで、できるだけ、同じことを繰り返し、繰り返し、説明することを心がけて、授業を進めました。

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2日目の途中からは、ビジネスプランを作る練習を2題。
私から例題というか、何社か、今から事業を始めようとしている会社、新規事業を新たに始めようとしている会社(始めたけどうまくいっていない会社)などの状況の例文を起こし、

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それをスタートポイントとして、
商品・サービスの特徴、価格、販路、プロモーション、事業の環境分析、将来の目標などを、グループあるいは一人で考えてもらいました。

この話の中でも、特に繰り返し話したのは、
①起業家、起業家精神(アントレプレナー)について
②将来の目標を持つこと

それに、追加で熱く語ったのが、
仕事していないのに、行動も起こしていないのに、
自分に何ができるか、自分が何をしたいのかなど、自分探しができるわけがない。。ということ。

「勉強して、行動して、仕事をして、初めて、課題が見ててきて、自分のやるべきことや、進むべき道は見えてくる」ということ。

私自身も大学に在学中は、まったく自分のやりたいことが明確にはできませんでした。

しかし、会社に就職し、自分の バカさ を認識し、仕事に一生懸命打ちこみ、勉強もたーくさんしました。そうすると、会社の中や、自分自身の課題が見えてきて、自分の進む方向がちらっと見えたのを覚えています。

ちらっと見えてくると、自分の処遇や、会社のやり方に、真剣に腹の立つこともあり、自分自身のモチベーションに火がついていったのも覚えています。

話がそれそうなので、元に戻しますが、
学生たちにも、できるだけ早い段階で、仕事あるいは、方向を決めて行動を起こしてもらいたい。

商品やサービスを考えるところでは、
・(ターゲットは誰?)誰のための商品・サービスなのか?
・「ターゲットの顧客」と「商品の特徴」とプロモーションはセットで考えること。

などを、個別でもできるだけ丁寧に説明して理解してもらうよう努力しました。

結局は、生き方として、サラリーマンだけではなく、将来、自分で事業を起こして生きていく、、という生き方を強く、少なからず意識してほしい。そう思いながらの、2日間の授業でした。

来年もまた、授業を担当することになるとのことですが、
来年は、もう少し上手にできるかな。

私の話を真剣に聞いてくれていた数名の学生の目は、しばらく忘れられないですね。

100点満点ではないけど、母校に少し貢献できたような気もして、ちょっといい気分です。
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塩盛先生、保田先生、ありがとうございました。
私自身、いい勉強・経験をさせていただきました。

また、飲みましょう。。
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