今日は武雄市手をつなぐ育成会の総会に佐賀県手をつなぐ育成会の代表として参加してきた。

初めての他地区の手をつなぐ育成会の総会への参加でした。

総会の進め方については概ね一緒。少し時間が早いくらい。

そのほか、予算、参加者の顔ぶれ、来賓などなど、すこしずつ違うところが新鮮な感じもした。

そして研修会。弁護士の方を迎えて「成年後見制度について」の研修だった。

成年後見(大きくいえば権利擁護)については、各地でいろいろな研修、勉強会が行われているが、知的障がい者をもつ保護者にとって、3大課題の一つである。

ひとつは、就学前から高校卒業までの学童期の過ごし方の問題。

この期間親のケアも大事な期間であり、就労の準備期間としても重要な時期である。そして、地域とのつながりを持つうえでも非常に重要な機関。

二つ目はそのあとの就労期(65歳くらいまででしょうか)の問題。

これは人生の中で最も長く過ごす時間で、ここでスタンダード オブ リビング(生活水準)をどこまで引き上げられるか、精神的にも豊かな生活を送ることができるかが課題となる。

そして三つ目が「親亡き後をどうするか」ということ。

ここで成年後見制度が、最近もっとも多く取り上げられる課題。

親がいなくなったら、誰がうちの子供の面倒をみるのか?

子供に残した財産をだれが見るのか。

子供に問題が起こった時、誰が直接的に擁護してくれるのか。

これを解決してくれる方法として、成年後見制度が注目されているため、われわれ保護者にとっても関心も高い話題である。

今まで、何回か聞いた話題であるが、今日も一つ勉強できたこともあった。

法人後見について、

話が長くなってしまうが、裁判所がその法人を後見人として認めることは可能で、佐賀でも社会福祉士会は法人後見ができるようになっているとのこと。

一定の要件を満たば、極端なはなし株式会社でも法人後見の実施は可能とのことであった。

障害者を受け入れている施設、手をつなぐ育成会その他の団体でも実施可能ということがわかったのは収穫。

いままで、なんとなくやればいいのに。。。だけど。。。とあいまいだった知識がひとつはっきりしたことは収穫。

だから、即実行ということではないが、これから時間をかけて検討していきたい課題である。

いずれにしても、梶川さん、山口さん、そして武雄市手をつなぐ育成会の皆さま、今日はどうもありがとうございました。