手をつなぐ育成会の活動

手をつなぐ育成会。知的障害者の親の会がそもそもの主体である団体であるが、佐賀県、鳥栖市とも現在、会員の減少が続いている。

昨日も一人、退会したい旨の連絡が私のところにあった。慰留に努めたが、できなかった。

退会理由は、「最近は都合で会の活動に参加できないから」というもの。

育成会(親の会)の会員が増えていたころは、自立支援法も、雇用促進法も、地域の理解も、障害に対する科学的な理解も、今と比べるとかなり少なかった。

最近は、さまざまなところで、生活に必要なもの、サービスは充実して生きている。少なくとも以前と比べると。

そんななか、「親」の「困った」という環境が、自身のまわりから少なくなってきたことが、会員の減少の大きな原因になっていると思う。

また、個別の問題に対しては、行政、NPO法人等が中心になり、サービス提供に関する活動が行われており、なんでも屋的、ただ行政にものを言うだけの育成会の存在意義が少なくなってきているのだと思う。

育成会のあり方も、考えるときに来ているのだと思う。

手をつなぐ育成会は、唯一、ダウン症、自閉症、発達障害等をふくんで活動できる、総合的な知的障害者の団体である。

その意義を生かすとすれば、「知的障害者の総合的な情報集約拠点」として、活動していくことに意義があるように思う。

当会は、会員組織ではあるけれども、行政がつかみきれない、知的障害者のニーズをつかんでいく活動が、必要になってきているのではないかと思う。

今日の活動:

佐賀さくらマラソン ハーフ 出場:ほとんど練習していないので、完走が目標。

そのあと、グリーンPTの企画書、行政向け企画力養成講座の企画書等の作成に取り掛かりたい。

ふれあいクリスマス

20日日曜日は、朝から「ふれあいクリスマス」イベントの準備。

13:00開演であるが、看板作りやその場その場の打ち合わせがいろいろあり、開演前も忙しかった。

来賓も、橋本市長、原市議会議長、指山県議、福岡前衆議院議員、市議数名・・・予想より、多く来ていただいた。

会のほうは、席が280ぐらいある、サンメッセ鳥栖の4・5階のホールが、9割ほど埋まるような状態。その中で、劇団道化さんの人形劇(3匹のこぶた)、と鳥栖ウインドオーケストラのコンサート。内容も好評だった。

予算的には、きびしかったが、来年も、また、なんとか開催できるようにしたい。

明日はクリスマスイベント

明日は、鳥栖市手をつなぐ育成会のクリスマスイベント。

人形劇と市民楽団鳥栖ウインドオーケストラのミニコンサート。

無料でチケットの前売りをやっているわけではないので、何人来るかわからないけど、たくさん見に来てくれることを祈ります。

そして、手をつなぐ育成会のことや、障がい者の方が近くにたくさん住んでいて、一緒にふつうに暮らしていることを知ってほしいと思います。

障がい者がいて、やさしい市民の方がいて、ともに暮らして、地域が元気になることを祈ります。

私の人生の中では、「祈ります」ではなく、「・・・必ず元気にします」となっています。

がんばります。