“中小製造業改革研究会”
中小企業診断協会の福岡県支部の研究会の一つであるが、私(佐賀県支部)も参加させてもらっている。
昨日もこの会合があり、私から、食品製造業のHACCPシステムについて、話をさせていただいた。
最近、なかなか、HACCPに触れる機会が少なかったが、久しぶりに改めて勉強した。
1昨日(土曜の夜)は、この準備のおかげで、夜中の2時くらいまでかかってしまった。(ちなみに本日は、3時起床)
HACCPシステムは、ISOと同じく、考えている企業は多いものの、なかなか導入する企業は少ない。
それなりにメリットがあるシステムであることはわかっていても、かかるコスト、社内の対応費用(人件費)、登録料、コンサルタント料、審査料・・・結構費用がかかってしまうことに、躊躇しているのが原因。
医薬品のように法規制で縛られると、上記のようなコストも、”必要経費”という見方もできると思うが、厳格に縛られていない、食品加工業では、その見方はない。
では何から始めるか。。。というと。
HACCPシステムは、品質管理のシステムではあるけれど、経営管理の一つの手法である。5Sもあれば、経営者のコミットメントも考慮しなければならない。(ISO22000)
こうなると、全社的な取り組みとなり、企業内でも経営者と従業員の一体感を醸成するツールとしても十分機能する。
すこし、苦しい説明になっているが、継続して成長していく企業を目指すのであれば、少しでも多くの社員に経営に参画してもらう、会社のことを考えてもらう機会をつくっていくことが、その一つの方法だと思う。
HACCPとか、ISO22000、ISO9000とか、大上段にとらえてもなかなか、中小の製造業では対応は難しいと思うが、5S活動として、開始し、従業員全員で、企業のあるべき姿を考えることができるようになれば、
成長する企業として、一つの壁をクリアできるようになるのではないだろうか。と思う。
中小の製造業で経営管理に悩んでいる経営者がいたら、まずは、5S活動から。
うまく、運営することができれば、企業の強みを作っていく絶好のツールにもなる。
ということで、明日は、5S活動について、すこし書いてみたい。
<本日の予定>
F社との打ち合わせ。
S社のデータ整理。本年度のCFのねん出計画。
C社:気になるけど、今日は上記の2つの対応で終わりそう。