今から50年後をどう実現するか

2006年にノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の ムハマド・ユヌス氏の言葉で
「今から50年後の世界はどうなっているのか 考えるのはおもしろい。 
しかし、私はそれより大切な問いがあると思っている。それは、今から50年後に、どのような世界を実現したいか?」

私自身、ブログでもときどき言っていますが、人生を100年で考えています。
現在、49歳と半年。あと半年で、50才になります。

今まで、自分なりに、いろいろ勉強して自分を磨いてきたつもりだけど、
目標の100歳までにあと50年になってしまいました。

すでに50年を過ごしてきたわけで、次の50年を創造するのは無理ではないような気がするし、
真剣に考えてみたいと思っています。

ときどき書く、私の夢・・・「障害者雇用1万人の企業をつくる」・・・

これが、一つの自分自身の目標ではあるけれど、
これが実現できている社会とは、世界とはどんな世界なんだろう。

これをもう一段、考えてみたいと思っています。
そうすることで、私の人生の道筋ももう少し、具体的に見えてくるように思います。

どんな世界?

私自身で考えていることは、大きく次の2つ。
①自分で住んでいる街のこと、
②変わらなければならない人の価値観について、

自分の住んでいる街については、
シンプルに、この街がよくなることで、豊かになることで、人は幸せになれるとおもうので、
その方向性を進めていくこと、自分にできることを一生懸命やることだと思っています。

産業振興、地域振興・・・これが人生を豊かにするための大事な柱であり、
ここに、今の仕事で培っているマネージメントの力、ネットワークの力、コミュニケーションの力をぶつけて、なんとか貢献していきたい。

また、これと同時に、次の「変わるべき価値観」のところとも関連してくるところですが、
ソーシャルビジネスの力、市民協同の力は、これから豊な社会を実現していくためには必須の条件になってくるともいます。

経済性のみを追求し、富のみを豊かさの源泉と思ってしまうと、・・・現在の大半の人はそう思っているとおもう・・・
どうしても過度の競争、貧富の差、軋轢が発生し、最悪の場合、ケンカ、戦争、争いを引き起こしてしまう。

そうなってしまうと、、、、なかなか、人の豊かさはすすまないでしょう。

自分自身の住んでいる街が本当に住みよい街になるためには、
産業の発展は欠かせないとおもいますが、次の価値観についても、併せて考える必要があります。

価値観について
ここで大事なのは、人々の価値観を、物理的な幸せだけではなく、精神的に豊かさを感じられるように、
こどものことから、徹底的に、”優しい気持ち””人の役に立つことの大切さ” を教えていかなければならないとおもいます。

「徹底的に」というのがポイントですが、その意味は、
優しさを教えるうえで、、、、自分の親を超えないといけないということ。

つまり、今の常識を超えて、優しい気持ちを醸成できなければ、
50年後、本当の意味での”豊かさ”は感じられないだろう。ということ。

ここでいう”豊かさ”とは、”幸せ”のこと。

前にも書いたことがあるかもしれませんが、
「人が喜ぶことに喜びを感じれる人を育てること」

これが、「変わらなければならない価値観」だと考えています。

今でも、これができている人々もいるとおもいますが、
社会全体の価値観にはなっていない。

これから数10年、経済的には本当に厳しい時代を迎えることになるとおもいます。
その時に、強い心、優しいこころをもった人が少しでも多くいたほうが、幸せな社会が実現できるのだとおもいます。

私の住む町でも、こんな50年先を実現できればとおもいます。

微力ながら、やるべし。