今回の新型コロナウイルスは、感染後の症状そのものは、インフルエンザよりも弱いと見れていますが、
また、ワクチンも、特効薬(抗ウイルス薬)もない。感染の水際対策、封じ込め政策も、一定の効果はあるのかもしれないが、感染拡大は止まらない。
南半球をはじめ、暖かい地域での感染拡大広がってきている。
こういう状況から、ウイルスの感染拡大は、当面とまらないことが予想される。
感染拡大が止まらないとすると、重症化率や致死率が低い感染だとしても、母数が大きければ、相当数のダメージが考えられる。
最悪のシナリオに関する論文や専門家からの談話もいくつか出されているが、実はほんとうに現実的な話なのかもしれない。
こう感じたところで、気づくのは、恐怖感。このコロナウイルスの最大の怖さは、人々の恐怖感なのだと思います。
この恐怖感は、イベントの自粛、買い占め、仕事そのものの自粛、人の移動の減少、、、などなど、様々なマイナス面での経済効果が発生し、今後も影響し続けるものと考えられる。
この結果、最悪のシナリオ的に考えると、日本経済をはじめとする世界経済は、過去最大、第三次世界大戦級の世界的な恐慌に陥ってしまう可能性すらある。
今のままでは、日本経済もどん底を味わうことになるだろう。おそらく、どの国も同じで、アメリカ、中国も、経済的には大きく落ち込むことが考えられる。
こうした中、このウイルスへの恐怖感をトリガーとする恐慌を日本として、最低限に抑え、ウイルスが終息したあとに、しっかりと成長していくために、必要な経済対策が求められていると思う。
しっかりした経済対策があれば、我々の恐怖感も和らぐ、少なくともその恐怖感に立ち向かっていく勇気が湧いてくると思う。
そこで、今考えてほしい、経済政策の筆頭は減税であるが、どうせ国内経済はズダズタで、税収も落ちることは間違いない。
それよりは、積極的に減税した方が、その後の回復が早く、結果的に将来の税収増にもつながってくると思う。
消費税の減税や法人税の減税は、今うつ対策としては絶好の機会のような気がする。
そして、二つ目は、既に開始されているが、中小企業への資金繰りの支援強の強化である。
今回の対策では、日本政策金融公庫のみであるが、民間の金融機関もこの政策に同調できるような政策が欲しい。
そして、三つ目が、新薬の開発を含む、日本初の技術の開発、研究開発への圧倒的なレベルでの補助政策。
最近のモノづくり補助金は、直接の設備投資に補助金を使ってしまっている。これは、経済効果の少ない、悪い政策の代表例のように私自身は感じている。
モノづくり補助金の適用範囲をもとのモノづくりに限定した補助金に戻し、研究・技術開発への補助金とする。そして規模を拡大する。
そして、別に、国が直接主導しない、民間主導で技術開発させるための、さまざまな研究開発への補助金をふんだんに実施してほしい。
最近、技術開発の面では、日本は悲しい、状況に追い込まれている。
日本の特許数、論文数が、少なすぎる。日本は、完全に「優秀な民族であるという自己過信病」に、陥っている。
その結果、研究開発、技術開発においては、かつての力を完全に失っている。
今回のウイルスショックを契機に、日本の技術力、研究開発力の復活を目指してほしい。
そうすることで、ほんとの意味で、日本が豊かな国になっていけるのだと思う。
日本の経済政策。
自分が総理大臣だたっら、「減税」「資金繰り支援」「研究開発・技術開発支援」をやりたいですね。
将来の日本のために!!