今日は、表題にある「令和3年度 三神地区障がい者(児)教育と福祉研修大会」を基山町町民会館で開催する予定でおりましたが、
残念ながら、昨今のオミクロン株(新型コロナウイルス)の蔓延の状況により、中止とさせていただきました。
この大会は、「鳥栖市、基山町、みやき町、上峰町、吉野ヶ里町、神崎市」を、三神地区と呼び、一つのグループとして、大会を運営しておりますが、この区域の「手をつなぐ育成会(知的障害者の支援団体)」と、特別支援教育研究会(特別支援学級の先生、校長先生の会)」との合同の研修大会になりますが、歴史的には、既に60年を超える古くから実施されている研修大会です。
もともと、今から60云年前に、知的障害の子供をもつ親と、地区の校長先生が、一緒になって県に、特別支援学級の設置を陳情したことから始まった連携の大会で、その意味は深いと思います。
その研修大会で、今回は、私が講演の演者として講演する予定でした。
メインテーマは、「意思決定支援について」そして、私が用意した演題は「本人の幸せを願う意思決定の支援」というものでした。
要は、私の支援先である、地元の障害者入所施設へ提案した、意思決定支援プログラムの全容をこの講演会でお話ししようとしていたところですが、残念ながら中止。そこで、話そうとする内容をまとめて、講演要旨として、参加予定者の方々へ配布しようということになりました。
その配布用の講演要旨を、pdf版、Word版で、ここにも掲載します。
意思決定支援、ガイドラインで示しているのは、本人の意思をどうやって推定しようか、という取り組みですが、
ここに我々保護者の願いも込めて言うのであれば、「本人は意図していないかもしれないけれど、本人の幸せを考えたら、こういう支援をやってほしい」そう願う思いを込めた講演の要旨になります。
リアル講演では、90分から100分、お話しする予定で、もっともっと深ーくお話ししたかったのですが、講演ではなく、冊子として提供するとなると、ここまでですね。
関心のある方は、一度目を通してみてください。
そして、もっと知りたいことがあれば、連絡下さい。
この考え方は、少しでも多くの方々に知ってほしいと思っています。
————————-
【内容】
1.はじめに
2.意思決定支援ガイドラインについて
(ア)意思決定支援の定義
(イ)意思決定を構成する要素
本人の判断能力
意思決定が必要な場面
日常生活における場面
社会生活における場面
人的・物的環境による影響
(ウ) 意思決定の基本原則
(エ) 最善の利益
(オ) その他各論として述べられていること
3. 本人の意思決定についての考察
4.支援の進め方を形にする。
5. 終わりに
別紙1:本人アセスメント調査表(例)
別紙2:個別支援計画(例)
——————————-
以上です。よろしくお願いします。
牧﨑 茂