「風に立つライオン」を見て
ひっさしぶりに、映画を見に行ってきました。
「風に立つライオン」・・・やっと見れた。
映画を見ながら、自分のなりたかった職業。。プロ野球選手(小学生)、船乗り(高校生)、医者(浪人時)・・・を思い出して、”夢”とか”将来”とか、改めて考えさせられました。
この映画では、「海外に仕事で行って、何年か後には日本に帰る」
帰ることが約束されて海外に仕事に赴任しているそんな日本人が多くいます。いや、ほとんどの海外経験者がそう。
しかし彼の場合は、「アフリカに残ることを決意する」
”夢” を超越して、ほんとの仕事を見つけてその仕事を全うしようとする。
そんな姿がこの映画では描かれています。
「仕事って」何だろう。
「自分が本当に大切にしなければならないこと」って何だろう
「一生を使ってやりたいこと」って何だろう。
改めて、考えさせられました。
主題歌の歌詞の中にもある「日本人の失ってしまったもの」がそこにあったような気がします。
サラリーマンの生活がてっぺんにある日本人。
みんなとは言わないけど、
そのサラリーマンの安定志向が、現在の日本の文化になってしまっている。
60歳、65歳で定年。
定年後は何しようかな・・・。が普通の日本人。これがスタンダード。
ゆっくり休みたいな。
海外で仕事をしていたとしても、帰国後の余生のことを考える。
これが悪いとは言わないけど、しかし、これって本当の仕事?
人によってできること、できないことは様々だけど、
人の役にたって、人に必要とされて、仕事がある。
与えられた仕事を全うしようとすれば、時間が来たから はいサヨナラ はないよね。きっと。
医者という仕事。人の役に立つ原点のような仕事なので、こういう仕事ができるひとがうらやましいとも思う。
しかし、自分にできることは他にもあるはず。
できることを精一杯やって、人生を全うしたい。そんな風に思います。
久しぶりにとってもいい映画でした。
さて、私の仕事は?・・・紐を締め直して、頑張りましょう。
頑張れ!!・・自分。頑張れ!!・・自分。