萩往還マラニック140km 感想 その2 140kmコースのだいご味

しばらく萩往還140関連の話が続くかもしれませんが、ご容赦下さい。
来年への対策も含めて、いろいろ振り返っておきたいと思います。

萩往還140kmのだいご味は、真夜中の萩往還道で、5か所くらい(正確に覚えてないところが頼りないですが)の峠を越えていきます。
しかも、林道というか、ダート時より登山道的なコースです。

ここを一人で走ることを想像すると、ぞっとするようなコースで、沢山のランナーが走っていることを知っているから、なんとなく心細くなく走れてはいましたが、周りに光なし、ヘッドライトのみのひかりで前へ進まないといけません。

(走りながら、こんなとこ女性が走るもんじゃない・・・いやいや差別ではありませんが、・・などと思わせるような、真っ暗なコース)

それに、今回は雨、雨、雨、萩往還道に入って標高が高くなってくると、ガスもかかってきて、視界1mほど?と思うほど、先が見えず、ひたすら足元を照らして走りました。

今回は山中は常に2-3人ほどのグループランのようになったので、比較的明るく、心強くもありましたが、「こんなコースよく夜中に走らせるなぁ」などと、最初にこのコースを設定した人の(普通じゃない)”感覚”のすごさを感じました。

雨で怖いのは、前述の視界もそうですが、一番は体が冷えてしまうこと。
今回は、天気予報で、朝まで小雨の予報だったので、スタート時に着ていたレインコートも、途中で捨てて、ビニール袋の軽装で夜中を走ろうと思っていましtた。また、体を動かし続けて、体を冷やさないようにすれば大丈夫とも思って走っていましたが、

レインコートについては捨てそびれてというか、走りながら少し危険を感じ、最初の3-4kmくらいのところで脱ぎはしましたが、捨てずに、リュックに挟んで持っていくことにしました。(これで夜中を無事過ごすことができました)

萩往還道に入り、雨が強くなり、軽装(ビニール袋)だけでは、腕、足元が冷えるのはもちろんですが、体の芯が冷えてきそうな感覚を味わいました。いかんいかん・・と”ずぶ濡れ” のランニングウエアーの上から、レインコート着用しました。

「内っ側も濡れてるから意味ないじゃん」が、
普通のカッパ(レインコート)へのイメージですが、山登りの時もそうなんですが、防寒具としてのカッパ(レインコート)は大事なものでした。

普通、走り続けているので、カッパを着て走ると蒸れてくるものですが、そこが夜中のランで、それほどスピードも出せていないので、予想以上に体は冷えてました。

カッパを着て、夜通し走り、なんとかこの寒さににも対抗することができました。

午前、4時過ぎ?くらいだと思いますが、ぽつぽつとはまだ雨は落ちていたような気もしますが、漸く雨はあがり、またこの時間に最後の萩市街側の山の峠を越え、町(市街地)へ入ることができました。

途中、何度も道に迷いそうになったことは、昨日書きましたが、この”雨”も、今回の萩往還140の味付けとしては、格別なものがあったのかもしれません。

でも、
「満天の星空・・・見たかったなぁ」
「夜明けの朝日も見たかったなぁ」が 正直なところです。

萩往還マラニック140km 踏破

激闘と感謝 
今年もいい経験をさせていただきました。
この2つの写真が今回のレースを一番物語っているようです。

雨、100kmを超えるレース、夜の山の中、というだけで、激闘が当たり前のような感じですが、雨に悩まされ、体のあちこちがきしみだし、痛み出し、痛みに耐えかねて、最後の2時間を歩いてしまうなど、いままの人生の中で一番過酷なレースで合ったことは言うまでもないかもしれません。

レースはというと、84kmの夜明けのエイド付近までは調子良かったんですが、
そのあと、案の定というか減速。そして、105km過ぎからは、持病というかいつものところが痛み出し、最後の山越えは完全に歩いてしまうしまつ。
ここをどう乗り切るかが、これからの課題でしょうか。
しかし、きつかった。

それから、ありがたかった話。
5/3の午後6時にスタートし、どしゃ降りの雨の中、夜の11時すぎ?ごろ、萩往還道へ入りました。

夜中の山の中
雨、雨、雨、雨 で
雨があがったのは、午前4時ごろ。
一緒に走ってくれている人と「よく降りますね。晴れてれば光がないので星空もきれいだろうに。。」と何度となく会話しました。

写真で破れてしまっているのは、地図。
このレースでは、命の次に大事なものでした。

ところどころの曲がり角、交差点、山道へ入る地点。。などなど、
大切な情報はみんなこの冊子の地図の中。

このことを甘く見ていた私は、、、、ここからは本当に感謝です。
途中、道に迷っているところで、たまたま出会った写真のO野さん
私は、この方と55km付近から105kmの約50kmを一緒に走りました。
途中、他の出場者にも、道を間違いそうになった時助けていただきましたが、

ほんとに何度となく、道に迷いそうになったとき、助けていただきました。
無事に完踏できたのは、○野さんをはじめ、この方たちのおかげです。
感謝、感謝、感謝、感謝 です。

道に迷うたび、現在の走行距離、次の曲がり角までの距離、右か左か
このレースがどんなものか、地図がどんだけ大事かを学びました。
それから、この方たちに出会えた、自分の幸運を味わった大会でした。

この2つのことを味あわせてくれた、この大会に感謝します。
そして、今は少しだけ迷っていますが、来年は250kmを走ります。

そして、そして、めざせスパルタスロン・・いけますかね。
昨日のレベルでは無理ですね。まだ。

写真は雨でボロボロになった、地図とゼッケン。
と小野さん105kmのエイドでの写真です。

DSC_0399[1]

DSC_0390[1]

萩往還140kmマラニック 準備中

本日(5/3)の18:00スタートで、
萩往還140kmマラニックに参加してきます。

初の100kmを超えるレースで少し緊張気味で、スタートを待っています。

準備はというと、3月末~4月初めの、ハーフ、フルのマラソンを含め、
4月の走行距離は408km、今年に入ってからの通算の走行距離は1497km。
万全とはいえませんが、そこそこの練習量なので、私なりには十分かと思っています。

7分/kmのペースで走る予定ですが(7分×140km=16時間20分)、
これで18時間以内のゴールを目指します。
さてどうなるでしょうね

それから気になるのは雨。
気温高めで、スタートから、約12時間は、降水確率80%超の予報。
雨具といっても体を冷やさないようにする道具になるのですが、ビニール袋、カッパ、どっちにするか、のチョイスに悩んでます。

それから、早く片付けないといけない仕事もいくつかあるんですよね。
なかなか、そっちに気持ちを向けられずにいますが、いかんいかんと思いつつ、しょうがない。
でも、なんとかせんといかん。

ま、これらのことに悩みつつ、
午前中のうちに、スタート会場へ移動し、2時間ほど車の中で休み。

15:00~の説明会、18:00スタートで夜通し走ります。

結果は、また、報告します。
また一つ、おもしろい人生経験になりそうです。