昨夜は睡魔に襲われて、とちゅうで書くのをやめてしまったが、
もう少しだけ、続きを。。。
高機能の自閉症、アスペルガー症候群の方たちは、
見た目は極めて普通。そして、相手の気持ちが読み取れないだけで、物事を覚えることは得意。
暗記は比較的得意だけど、
A=B、A=C、だからB=Cといった、ロジカルな考え方が苦手。
なので、会社に入り、
上司や仲間が、いろいろ手とり足とり教えてくれている間は、大丈夫。
しかし、時間がたち、一人で考えて仕事を任せられるようになると、
「あれやっといて」・・・とあいまいな指示を受けてしまうと、
たちまち、何をしてよいかわからなくなる。
まったく仕事が進まず、上司や周りの仲間から怒られる、罵倒される、いやみを言われる。
また、自分自身が高機能の自閉症やアスペルガーであることを知らない場合、
なぜ、周りの人が、仲間が、上司が怒っているのか分からない。
行き先を見つけられないまま、挫折感を感じる。
挫折感が強まってくると、
自然と、会社に行って人に会うことがおっくうになり、その脳から信号を強く感じるようになり、
具合が悪い、体が動かない、、、といった状態になってしまう。
そして、鬱(うつ)になり、病気と診断されるようになる。
何が言いたいのか。。。
あなたは障害がありますよ。。。と直接伝えるのはつらいことではありますが、
できるだけ若いとき、小さいときから、
自分自身に「自閉的傾向がある」「アスペルガー症候群である」であることは、知っておいた方がよいと思う。
しっていれば、「分からないのが当たり前」になるので、
挫折感を味わう確率も低くなるし、もし怒られても、その理由が理解できる。ようになると思う。
また、昨年、強い武器も現れた。
法律であるが、”障害者差別解消法”。
この中で強く謳われているのが、「障害者への合理的配慮」。
この「合理的配慮」については、また、日を改めて書かせていただきたいが、
障害者に対し、「あのひと、**ができなくてかわいそうね」と思うこと自体が差別。
差別的な考え方を改め、「なぜできないのか」「できるようになぜできないのか」を考えることが、この法律の本質。
また、いずれ書くこととして、
精神障害を負った、いくらかの人は、そうならなくてもよい環境を作ることはできる。
私はそう信じています。