本日、全国林業普及協会からの仕事で、林業者への能力評価システムの導入支援という業務で、
大分県竹田市にある、事業者さんを訪問しました。

概ね、5回程度訪問すればよい、専門家派遣事業ですが、
個々の事業者へは今回で7回目。

今までの支援内容に、私も、心残りの部分があったのと、事業者さんの方も、あと、もう少しまとまりきれていところがあったので、
今日の訪問もヒアリングの一環として、もう一度、状況をまとめ直して、再訪問することにしました。

それで、お客さんに満足してもらえるのであれば、やっぱりそこを目指すべきですよね。
って、ふつうなんですが、この仕事を通しても、自分の頭の中、心の中で、コンサルタントとしての広がりを感じるので、私自身もそれで納得だし、おそらく、満足なんだろうなと。

林業は、国内での、材木需要が低迷している中、半端でないくらい厳しい産業ですが、
それでも、生きている企業はすごい。

将来、日本にとって、必ず必要とされる時期が来る森林資源ですが、
林業従事者が減少するなかの、林業のプロを育てていくための、能力評価システムの導入支援。

木を伐採して、市場に販売する。シンプルな木こりの商売をしている事業ですが、
考え方を「森林資源の活用」とすることで、この事業者さんも、いろんな夢が広がったようです。

「木」から発想できるもの、いろいろありますよね。
家用の材木・・・当たり前
木製の加工品・・・家具、器など
バイオマス・・・燃料、肥料、飼料
「木」の癒しパワー・・・オイル、木の香り、、

林業も捨てたもんじゃないですよ、これから。
まぁ、時間はかかるかもしれませんが、「夢を持ち続けることが大切なんです」「成功の秘訣なんです」
これをわかってもらうために、時間をかけて、この事業者さんとのお話を続けてます。

木こり と 親分 この原始的な企業さんが、
組織を作り、将来を目指していこうと、考え方を切り替えていただいている瞬間。
私はこの仕事でやりがいを感じています。