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今日は私が会長をつとめる、弥生が丘 地区社会福祉協議会 主催の 男性料理教室。

普段は、高齢社及び子供と高齢者の交流を主題として、地域の福祉を考えている団体ですが、
今日は男性に的を絞り、男料理教室、、今日は、しかも ”蕎麦打ち”。

我々世代から少し若い世代の方たちもたくさん参加してくれました。

楽しい、イベントになりました。

◆さて、本題ですが、
今、全国林業普及協会からのお仕事の、能力評価システム導支援実績の報告書を作成しているところですが、

この林業支援でも、もっとも時間をかけたのが、”パトス”。

エトス、パトス、ロゴスの3ステップは、
コミュニケーションの3ステップとして、時より、セミナー等でお話ししますが、

その中のパトスの話。
エトス、これは、人とのコミュニケーションが開始されるとき、自分自身を知ってもらうアクション。
目的は、私自身が何者かを理解してもらう、私があなたの役に立つ人間であることを理解してもらう、そういうフェーズです。

人とのコミュニケーションを開始する場合、(たぶん、人に限ったことではありませんが)
まずは、私が ”何者か” をわかてくれないと、それと、ある程度信用できる人間であることを理解してもらわないと、
コミュニケーションはスタートしません。

これは、営業の現場ではにょ実ですが、
営業に限らず、いろんな事業を始めようとする場合、知らない方々とのコミュニケーションはすべてここが入り口。

そして、パトス。
今日、最も、大事なステップとして、書いておりますが、
これは、相手と同じ心境になって、相手と同じ目線で、物事を考える。
これによって、コミュニケーションをとっている人が、

”何に悩み”、
”何に苦しんでいるのか”、
”何を解決しようとしているのか”

これを理解し、自分自身が相手の思いと共感し、
相手の目線をほぼ正確にとらえること。
そして、相手の目線で、相手の悩みに語り掛けることができるようになるフェーズ。

これが一番むつかしいのですが、コンサルタントの仕事の中で、もっとも重要なスキル。
相手の気持ちになれなければ、同じお客さんで、次の仕事は来ません。
また、更に相談のあることはありません。

理由?、お客さんが、忘れてしまっているか、役に立たないと感じているから。
その原因は、パトス。

人の気持ちを理解する、推察する。
人間のもつ特殊なというか、動物の間(動物として)で優れている 能力の一つだと思いますが、
これができて初めて、

本当に伝えたかったことを伝えるフェーズ、ロゴスに到達することができます。
言い換えると、効果的なロゴスに到達することができます。

ロゴス、俗にいう営業トークです。これ、買ってもらえませんか、ここがお得ですよ、、、と。

しかし、コミュニケーションの3ステップの中で、パトスは最もむつかしいし、
コンサルタントとしては、ここに時間をかけないといけない。

ここを外すようだと、たぶん、独立したコンサルタントでなない。とは言えない。

難しい技術なんですが、独立して、本当に一人でコンサルタント業をやっていこうと思うと、できないと、一人で仕事をすることができない。

今回の林業支援の事業者も、依頼が来て、会社の改善を目指さなければならない状況であったにも関わらず、
社長自身が、会社の将来像や、従業員さんのレスポンス(反対意見)、に不安を感じ、生産体制を再構築することにより、生産性が下がってしまうことなどを、懸念し、なかなか先に進まない状況もありました。

パトスのフェーズでは、
林業の可能性を、土地の活用から、バイオマス事業、及び飼料・資料等の原料の可能性について、お話しし、
現在、娘(専務)が実施したい政策などについて、

他社の支援事例、製薬時代に経験したこと、その他の本や情報によるものなど、
幅広い提案もさせていただきました。

これにより、すこーしずつ、社長の反応も変わってきて、
通常5回の訪問でよいところを7回。(実は、まだ、完全に終わっていないので、もう一度訪問します。)

なのですが、提案した経営理念、車内のGMP管理体制、組織図、ジョブディスクリプション、組織図など、慎重に考えながらも、
最後の方では、私のことも完全に求めてくれて、3回目、4回目の訪問で、やっと将来のことに触れることができる雰囲気になりました。

そのことが、今日。
報告書を書かないといけないのですが、まだ半ば。

ブログを書きながら、正しい道を探っています。・・というか、速く仕事しろ。。。という声も聞こえてきそうですが。