完成というと言い過ぎだとは思いますが、一つの形は出来上がりました。
あとは、施設でその施設の運営に合わせて使えるように仕上げていくだけの状態ということで、私の構想としては一つの形が完成したということですが、
障害者福祉にかかわる一人として、この考え方、進め方をまとめて、少しでも多くの福祉施設に伝えていきたいと思っています。
そのため、意思決定支援プログラムの内容を、論文形式にまとめていく予定ですが、このFB、私のブログ、私の会社のホームページを通じて発信し、可能であれば、手をつなぐ育成会の会報誌(手をつなぐ)への投稿も考えています。
「意思決定支援」
分かったようでなかなかわかりにくい。
「ではどうする」というと、みんな言葉に詰まってしまうところを、いままでも見てきています。
意思決定支援にたいする考え方、職員研修としての意思決定支援は今でも多数、行われているようですが、
施設として、「これがうちの意思決定支援です」と、答えられる福祉施設は少ないと感じています。あるのかな?のレベルかもしれません。
私の提案する意思決定支援プログラムは、
●意思決定支援マニュアルという文書を、基準文書として、
●意思決定支援の必要な場面を反映させた個別支援計画の作成
●職員の教育訓練(利用者のリアクションに対する推考能力の向上)、
●職員の能力評価(職員のモチベーション向上)、
●最善の利益の決定会議、
●苦情処理、問題事象処理 
の手順を併せ、PDCAサイクル的に、その施設の意思決定支援に対する支援能力を向上させていくプログラムですが、
この内容で論文として纏める予定です。
基本的に仕事とも考えて、コンサル活動のメニューの一つにもなると思いますが、
このプログラムの伝達を通じて、社会福祉、福祉施設の事業者そのものが、これから考えていかなければならない課題も伝えていければと考えている次第です。
事業スキームからコロナ禍でも安定した事業体ではありますが、同時に、守られすぎて、保守的な考え方が強すぎる業種・業界でもあります。
新しい生活様式ならぬ、
新しい福祉サービスの在り方も、考え直す時期ですね。
福祉の世界で育った人には難しいだろうな、
他の世界を経験した人なら、なんとか、、等等。
農業支援の時と同じような感覚もありますが、
いろいろな機会がふえることを楽しみいしたいと思います。