薬学部での講義資料作成中 (医薬品開発特論)

私は薬剤師でもなく、薬学部出身でもありませんが、木曜日(8月20日)に、某大学の薬学部の講義を担当します。
90分×2本 しかもWeb 講義なので、白板に書きながらの時間稼ぎもできない(笑)。

でも、学生向けに、通常の授業で学ぶことの少ないと考えられる、医薬品の開発現場や、製薬会社で働く場合の職場、治験という医薬品の開発現場で働く医療機関の職員の話など、いろいろ話すことが出来ララと考えています。

特論の要約は、以下のようなものであるが、
医薬品の開発に関しては、多くの部分が、ICHという国際基準で、日米欧が統一されている特殊な分野である。
この共通の部分を理解していれば、日米欧どこでも仕事ができます。英語は必須ですが。

そんなこんな、これから社会に出て仕事をしていくうえで、いろんなことを知ってほしいな、、、と思いながら、資料作成、しゃべる内容も構想を練っています。
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近年の医薬品市場は大きく変容しようとしている。その流れは、日本国内にも強く影響してきている。高血圧、高脂血症等、プライマリーケアをカバーするブロックバスターと呼ばれる医薬品の開発はなくなり、1回の処方が数百万円を超える高額の医薬品が出るなど、オーファンドラッグの開発が活発に行われるようになった。
この流れの中で、日本及び海外の市場で製薬企業はどのような動きをしているのか、そして薬剤師として、どのような能力が求められているのかを、国際的な医薬品市場と企業展開の動向から考察する。
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自分自身が気持ちよくしゃべれたら、聞く方も興味をもって聞いてくれる。
そんな感じで、資料を作成しています。

さて、牧崎ワールドが作れるか(笑)

もう少し、頑張りますかね。資料作り。

(独り言)・・これから切り込む市場・・

今年に入り、コロナ禍で、本業の一つである薬事監査の仕事で、ちょうど半年ぶりの請求書が出せます。
全く収入がなかったわけでもなく、事業に不安を覚えていたわけでもないのですが、今年の2月以降、ほぼ本業になっていた薬事監査のお仕事は、飲食業、ホテル業と同様で、売上はない状態が続いていました。
移動(出張)ができないので、この仕事からの収入はないわけで、持続化給付金も頂きました。
しかし、6月に入り、問い合わせも増え、薬事監査の仕事も復活しつつあります。別に、GMP査察の準備についても問い合わせが3件。GLP系の監査相談1件、GVP監査見積もり依頼 1件、国内企業のGCPエリアの海外開発対応支援等、今までと毛色の違う相談も含め、様々な相談がありました。それぞれ見積もりは出せていただいていますが、受注につながるかどうかは不明。
とは言え、忙しくなりそうな気配ですね。
しかし、私の切り込みたい市場は、また別にあるので、そちらの準備をせっせとしているところですが、半年ぶりの請求書は、その切り込みたい市場の企業さんへの請求書になります。
国内の企業さんということですが、
私の薬事監査のお仕事の9割が、外資系もしくは海外からのお客さんなので、国内のお客さんが開拓できると、日本国内で、私の仕事の事業分野が確立できることになりますし、そういう意味になります。
11年やって、業界の環境もじわじわと変わり、私の仕事の認知度もじわじわとあがり、私個人も自信がついてきている。
今まで、海外にはあって、日本にはなかったもの(サービス、事業)へのチャレンジになりますが、
今は、そこに切り込む準備をせっせとやっているところで、根拠のない勝算もあります。(コナンみたい(笑))
ということで、
これから緊張感のある時間に突入していきます。
半年ぶりの請求書で、こんなことを思いました。

Web 会議からリモート監査(薬事監査)

最近、Web会議システムを用いた会議が多い。

先日、フランスの企業とSkype を使った会議
昨日、顧問先の地元の企業とZoomを使った会議
そして今日は、ドイツと東京を結んで、Web-Exを用いての会議でした。

現在、必要に迫られて、ということもありますが、これからもっともっと進んでいくでしょうね。

それに、今日、別の仕事でリモート監査の提案をしました。

お客さんは、急ぎたい状況、そして、現在緊急事態宣言の状態、解除されたとしても、出張はかなり厳しい。
そんな状況下、資料の電子化がどこまでできるかですが、リモート監査の提案をしました。

GMP監査や、生データを見る仕事は厳しいものもあるけど、各分野で、徐々にリモートも可能になってきています。

うちの仕事としても、早く準備をしていきたい対応になってます。
Corona Crisis まだまだ続きそうなので。

薬事監査業務の簡略化

最近、というか今年に入ってから、薬事監査サービスに関する業務はめっきり減っている。
というか、全くである。新型コロナウイルスの影響で、国内の移動が制限され、訪問する病院や、工場といった施設も、訪問することに制限がかけられている。また、海外からの顧客と同行して行う仕事もあるが、その場合、顧客そのものが日本に来れない状況であり、受注する仕事が皆無の状態になっている。

しかし、ほとんどの仕事はキャンセルではなく、スケジュールがキャンセルになっただけで、基本的には延期である。
いずれ実施する必要のある業務であるが、監査業務はそこそこ労力の必要な仕事であるので、延期と言われても、残された年度内で同じ量の仕事を処理できるわけではなく、仕事をするができなかった時間は、そのまま収入減となる。

そこで、現在準備している作業は、薬事監査業務の簡略化。特に報告書の書式を簡単な内容(所見のみ)として、報告書を作成する形式を準備中である。
とはいえ、何を見てきたのか、どう考えたのかについては、顧客にもわかってもらう必要があるので、監査記録については、網羅的に確認してきたことがわかるよう記載し、監査依頼者にも提示できるな書式で対応することを考えている。

現在は、この準備作業をしているところで、コロナ終息後の業務以来のラッシュ(勝手に想定)に備えようとしている。
現在の顧客は海外の顧客がほとんどであるが、国内の製薬企業や医療機器のメーカーにも、その顧客の対象を広げていくことを考えている。

この監査業務の簡略化により、出張から帰って翌日には、監査報告書が仕上がる。もしくは(元気があれば)、出張から帰ってくる途中で監査報告書を仕上げるスピードが実現できる。

早めに、この仕組みを作り上げて、ホームぺージ等で、具体的な手順を含め公開したいと考えている。

また、もう一つ。eTMF等の環境が整っていれば、リモート監査も実施を考えている。
実施医療機関の監査、TMFの監査(In processを含む)、治験総括報告書の監査等(これは通常リモートでもできる)をリモートでできる手順、プログラムも、上記と合わせて公開予定である。

リモート監査は、今後も需要は出てくると思う。
私の仕事としても、効率は上がりそう。

6th Global QA Conference in Sendai, Opening Ceremony

6th Global QA Conference が仙台で開催されました。(2020.02.18-20)
世界中の医療・製薬分野を中心としたQAの専門家が集まる会議です。
1999年に英国QA研究会(当時BARQA、現RQA)との会議で3局のQA団体共同で実施する国際学会の提案があり、その後、日本QA研究会(JSQA)、米国SQA、英国BARQA→RQA)とのMOUの締結を経て、2005年に第1回のGQACが米国オーランドで開催され、そこから第2回:エジンバラ、第3回:京都、第4回:ラスベガス、第5回:エジンバラの3年ごとの開催を経て、今回は、JSQAがホストとなり、仙台でGQACが開催されました。
オープニングは、”花は咲く”。
この会場で実施する意味、東日本震災地の復興を一つのテーマとして、この歌から、オープニングが始まりました。

品質保証、QAというキーワードが、この会の真ん中にある言葉ですが、
監査としかとらえられていなかった、第1段階、QA(品質保証)としての第2段階、さて、これからはこの役割は、このあと、、、、どうなっていくのか。業界の動向、世界事情、いろんな環境が変化していく中、変化のきっかけを少し感じた学会でした。

独り言・・思い出の写真、ここから始まった今・・

23130875_1492815264129554_317608469162225037_n(独り言)・・思い出の写真 こから始まった今・・・

1999年11月。イギリスのHarrogate の学会会場(The Magestic Hotel)の前での写真。当時 36歳

日本QA研究会から、真ん中が、故柳田会長、左がGLP部会派遣(当時の国際委員会委員長)のI田さん。

私は、GCP部会からの派遣で、会社に、この海外出張の申請をしたら、「おー 日本代表か!!」ということで、あっさり承認され、数年ぶりの海外出張となりました。

1995年ごろ?当時東京勤務で、納得のいかない期の途中6月初旬での人事異動で、東京の開発企画室から九州のQA部門に移動になりました。

まあ、上司の上司から、完全に「あなたはここにはいらない」といわれた感じの期の途中での移動で、個人的にはらわたも煮えくり返り、会社にいることが、とてもいやになった時期でもありました。

また、時期を同じくして、祐太郎が自閉症の可能性と診断された時期でもあり、めぐりあわせのような私にとっての事件でした。

その後、鳥栖に転勤し、QAU室という新設の部署。
私は当時33-4歳くらい、でしたがこの部署の平均年齢は50歳越え。

私のことをよく知っている方々は、みな、「牧崎には似合わない部署だね」と口々に。。。されていたのを覚えています。

その後、日本QA研究会のGCP部会で「今後のQAを考える特別部会」のようなものができて、上司からあなた参加してみない?と、声をかけられ、参加しました。それが1998年?

そして、1999年。その検討部会の中からGCP部会派遣を出すことになり、私が選出され、久しぶりの海外出張となりました。

これが、会社の中で「日本代表」とうわさされたからか、どうかは分かりませんが、この出張のあと、会社の仕事でも、GLP監査、GCP監査の仕事で、海外出張が急増。

日本QA研究会では、i田委員長から、国際委員会に誘われ、
委員長しない、、といういきなりの提案はお断りし、
委員として国際委委員に所属し、会のお手伝いがはじまりました。

この後、会社内でも、QA部門の認識が高まり、私発信で発足したプロジェクト(委員会)活動の他、研究、開発、工場、安全性等、それぞれの分野に深く入っていくことになりました。

QA研究会での活動では、2004-5年あたりから、国際委員会の委員長を務め、海外のQA団代との窓口となる仕事が始まりました。

当時からのメインのコンタクト先、英国(BARQA),米国(SQA)のそれぞれの団体とのお付き合いもあり

両団体の主催するAnnual Conference にもたびたび出張するようになりました。

出張するたび、団体活動を通じての人脈が広がり、社内でも私のというかQA的な仕事の内容評価されるようになっていきました。

そして、この写真の1999年のBARQAのAnnual Conferenceの時、故柳田会長が、BARQAとのMOUの締結を提案され、
併せて、米国SQAとも同様のMOUの締結を提案する旨を述べられ、更に、3極での国際学会の開催を提案されました。

その場に立ち会ったことも運命的にも感じますが、
その後、QA団体同士の交流も活発になり。この時提案された国際学会(Global QA Conference、GQACという名前になりました)
そして、来年2020年の2月、仙台で、第6回GQACが開催されます。日本(JSQA)として、2回目の開催。
日本では、日本での開催の発起役となり、その後、これらの学会と寄り添いながら、学会参加がモチベーションとなり、自分自身の成長を感じながらここまできました。
この間、20年。

自分には似合わない仕事、、と思っていたものが、この時(写真の時)私自身の大きな冠になる種が発生した瞬間でした。

人生何が起こるか分かりませんが、自分の人生の中での祐太郎と、は別に、もう一つ、私の人生を変えてくれた一枚の写真。
この写真を見るたびに、そう思います。

さて、この後、どういう人生になるのでしょう。

思うところは、いろいろありますが、分かりませんね。
自然体で、欲しいものを欲しい、なりたいものになりたい、やりたいことをしたい。
瞑想の中で、浮かんできた方向に進む。

忙しぎた今年、ずっと受け身の頭でしたが、すこーし、前向きに、積極的にものを考えられるようになってきました。

”Proactive” 写真の学会の時に学んだ言葉です。
今でも活きてます。私の訳 ”前へ”

おやすみなさい。

最近、アカデミア系からの仕事の依頼が増えてきました。

最近、仕事の依頼で薬事コンサル系の業務ですが、再生医療をはじめとするアカデミア(大学)及びアカデミア発のベンチャー企業さんからの仕事の依頼が増えています。

通常の製薬会社や医療機器の会社からの仕事の依頼と違って、仕事そのものの単価は低くならざるを得ませんが、

どういうビジネスモデルを構築していくのかという点では、
中小企業診断士として、興味深々です。

いずれも製薬会社のイメージする大量生産型の事業ではなく、
一人ひとり(ここでは患者)の個別のニーズへの対応、大量生産できない技術、サービスの提供によるビジネスモデルを模索しています。

まだ、市場に出ていない、卵のビジネスや研究ばかり。
薬事コンサルとしてサービスを提供していきますが、ビジネスモデルについても、一緒に考えてみたい。

そうすると、その技術を理解するために、ビジネスモデルを考えていくために、学術的な勉強も更に必要になりそうです。

他にやりたいことあるのに、興味が出てきてしまいました。

2つのGMP監査

昨日、一昨日と2か所のGMP監査のお仕事でした。

依頼主は、ヨーロッパとアメリカ。

内容は、パッケージングの材料(輸液バッグ)と医療機器。

それぞれ、基準となるスタンダードは、お客様の指定により、ISOISO9001とISO13485.

2つ施設とも、監査所見は無し、Observationなしということで報告書を作成する予定。

 

医薬品GMP的(ICH-Q7a)的に見れば、データインテグリティ等の点で所見を出すことも可能ですが、

ISO 9001や13485で、そこまで細かく要求事項を求めているわけではないこと、

コンタミ防止等の対策は十分にとられていると判断できることなどから、監査所見なしということにしました。

 

昨日の監査で、GMP監査としては独立以来、59か所目。

いつまでこのお仕事をやっているか分かりませんが、100施設くらいまではすることになるのかな。

 

来週はGVPの監査があります。

 

今月は3種類の監査、GCP、GMPそしてGVP

今月は3種類のエリアの監査、

先週がGCPの監査、今週はGMPが2本(パッケージングの材料と、医療機器)、そして来週はGVPの監査になります。

このエリアをすべてカバーできる人って、なかなかいないと思う。我ながら。

私の場合、性格もそうだけど、器用貧乏的に、なんでも興味を持ち、欲張りな性格もあるので、幅広いエリアをカバーできるようになりました。

それぞれ、専門家でないともらえない受注仕事。しかもすべて海外からの依頼となると、

ご近所の人から、どんなお仕事してるんですか、と問われ、上記の答えをしたところでちんぷんかんぷんでしょう。

 

珍しいスキルですよね。ほんと、自分でもそう思います。

これに、中小企業診断士のスキルが加わります。

こっちも、実はワイドエリア。

私のスキルとしては、ほかにもありますが

 

多才というアンテナが私の武器。

さて、どう使いましょうかね。

 

当たり前ですが、”コンサルティングに使う” もありますが、

自分自身のために使えるようにする。が、最大の課題であり、これから使って生きていきたいと考えています。

 

自分自身又は自分自身の事業の中で使う。ということです。

いざ、、と、早くしたいと思っています。

 

 

 

 

 

GCP のベンダー監査、TMF監査の1週間でした。

今週は火曜日の朝いちばんの飛行機で、東京へ移動し、臨床試験のベンダー監査・TMF監査のお仕事でした。

 

日中は、この仕事をしながらホテルに帰り、溜まった報告書作成の仕事をしておりました。

私この方面のお仕事は、そのほとんどが外資系というか、海外から仕事の依頼がほとんどで、現場で日本語でインタビューしている以外は、すべて英語で仕事をしています。

 

英語での仕事で、一番ネックになるのが、報告書作成業務。

レポーティングに時間としては、10-12時時間程度、お見積りでは頂いておりますが、実際は、それ以上かかります。

 

お客さんによっては、Observationだけでよいケースもあり、その場合、数時間以内には、仕事を完了することもできますが、

概ね、見たものをすべて書く、スタイルで、レポートの書式があり、その書式で報告書作成を要求されます。

 

で、かなり時間がここにかかってしまうのですが、

今年に入って、1月の後半から、ゴールデンウイークを除き、ほぼ毎週、どこかに出張し監査の仕事をしています。

とどうなったかというと、レポーティングを行う十分な時間が足りず、

報告書が期限通りに作成できない、溜まっていってしまう。

報告書の処理の時間の見込みがなかなか立たない。

 

などなど、悪循環に陥ってしまっています。お客さんには、これで、多大な迷惑をおかけしてます。

 

とはいえ、体と時間は限られていますし、

今までは、監査担当者を増やすことを前提に、少々無理そうな仕事でも、2人以上体制になった時のことを考えて、依頼された仕事を断らずに、受注していました。

 

今の状態で、今のお客さんは、もうこの監査担当者には仕事頼まない。。。で、受注量が減る可能性もありますが、

6月以降は、確実に仕事を処理できる時間を確保し、仕事を組み立ててみることにしました。

 

この方面の純粋なコンサルティング業務も、一つ、受注できそうなので、この部分の安定度を考慮し、

自分の時間として、息子と遊ぶ時間、次の事業を考える時間、休暇の時間を考えたいと思います。

 

監査業務で行くと、レポーティングに4日間、時間で行くと、その後のやり取りの時間を含め、ドラフト30時間。その後の対応10時間程度で、監査の仕事を組み立てようかと考えています。

まあ、監査の種類によって、様々ですが、月3本で、受注の調整を図っていこうと思います。

 

監査は、単発の仕事なので、なかなか受注量を安定して受注するのは難しいので、当然、他の仕事の割合を増やすこともかんがえないといけません。

 

強く思えれば、概ね、その方向になっていくので、頑張りたいと思います。

 

カレー屋さん計画も当然、進めないといけません。

 

だいぶ、脇道にそれましたが、現在は、仕事が溜まり、悩ましい事態が続いていますが、、、頑張ります。