精神に障害をもった方と発達障害。
どの程度の比率かは不明であるが、
発達障害特に高機能の自閉症、アスペルがー症候群といった方たちの精神に障害を負う確率は、低くはないと思う。
精神障害のうち、鬱(うつ)が、最も分かりやすい症状であるが、
この”鬱(うつ)”になるのは、多くは”挫折”である。
挫折感を味わい、自分自身に自信がなくなると、
鬱の状態になり、更に、病状が進むと、体調をも悪く感じるようになり、体が動かなくなる。動かせなくなる。
私は医者でもないので、専門的なことについては、間違った理解をもっている可能性もあるが、
この挫折のトリガーが、発達障害ということが多いような気がする。
つまり、高機能だけど自閉症、アスペルガー症候群といった方々は、
物事を覚えることはできる(得意)だけど、相手の人の気持ちが読めない、わからない。
これがどういう状況かというと、
具体的に、これってこうですよね、だから、これをこうしてください、。。とか、
具体的に言われるとわかるんだけど、
普通の人が感じる、理解できる、”行間”、というか言葉になっていないけど、相手の言葉の意味の中には含まれる”人の気持ち”、”考え方”といったところが全く読めない。
なので、成績優秀で社会人になり、仕事の指示を忠実こなし、成績優秀となったところで、
「自分で考える仕事を与えられれる」。上司からの指示に対し「これくらいわかるだろう」と、指示された内容の全容がつかめないまま、怒られる。
こういった状態が続くことで、挫折感はどんどん深まっていき、
最終的には、”鬱(うつ)”や、”統合失調症”、”自律神経失調症”といった、病名で現れ、”発症”ということになる。
いったんここまで落ち込んでしまうと、ほとんどのケースでなおらない。
落ち込み方のレベルにもよると思うが、
一般の人が思う、”もう少し頑張れば”という言葉は、この方たちの改善にはつながらない。
”頑張る”というっても、言われたこと、指示されたこと以上のことは自分ではわからない。
なので
(上司から)また、なんでこんな簡単なことができないんだ・・・・
で更に深海に陥り、精神障害を負うことになる。
こうなると、治らない。
仕事場でいうと、”頑張れ”というふしの言葉を伝えても、改善することはないし、
仕事場に入ったとしても、言われていることの趣旨を理解できないので、第二、第三の挫折を味わうことになる。
もし、早めにアスペルガーであることが分かっており、
そのことを、会社や行政にもっともっと、知っておいてもらいたい。
これが、福祉政策の中の重要課題のひとつとなります。
上記の他に、アスペルガーの方たちとの「現場での接し方」、「得意な仕事の探し方」、
については、障害を理解できるよう、あらかじめ視覚的な障害の方にも仕事を考得ておく必要があります。
睡魔が襲ってきたので、上記を補足する具体的な説明は機会を改めて、別の話題で説明したいと思います。
それでは。