6次産業化とはベンチャーである。
6次産業化事業の推進という仕事をしています、
そこで、最近思ったことがあるので、少し述べておきます。
以前は、中小企業の経営革新と同じという説明をしていたことがあります。
しかし最近は、経営革新(≒イノベーション)という言葉より、ベンチャーという言葉のほうがぴったりくるような気がしている。
農家等の農林漁業者が、自分、自社にとって新しい商品の開発、新しい販路の開拓を目指し、
農林漁業者が加工、販売に取り組むことができれば、すなわち、”6次産業化”とうことである。
「自分、自社にとって新しい商品の開発、新しい販路の開拓を目指す」こと自体は、まったく経営革新(≒イノベーション)の世界。
しかし、その実施を期待される農林漁業者の多くは、”その世界に入るのが初めて”
だから、なかなか、普通の農家が6次産業化をするのは非常に難しい側面がある。
この難しい側面があり、この壁に挑んで超えていかなければならない事業が、農林漁業者にとっての6次産業化といえる。
経験のない世界に飛び込んでいくのだから、まさしくベンチャー(冒険)。 アドベンチャーである。
実際、6次産業化に取り組んでいる農家の方々は、脱サラ組というか、農業以外の経験を持たれている方々が多い。
なのでベンチャーでもそこそこ成功イメージができる。なので、自分で夢を考えることができ、ベンチャーにチャレンジする気持ちが起こってくる。
6次産業化の難しいところを述べたが、
長期的には、ベンチャーを楽しめる人材がもっと増えてくれるようになれば、その街、その県、国はよくなってくるのだとおもう。
ようし、チャレンジャーを増やすぞ。。。。これも診断士の仕事か。