2016.11.27 「エースを極める」(FB投稿の独り言)

エースを極める。
(独り言)
リーダーシップのトレーニングとか、
リーダーの定義というと、ビジネスの世界でもイメージすることはむつかしい話ではない。しかし、

「エースを極める」というと、どこにも定義や、オフィシャルな考え方はないように思います。

「稀勢の里」日本人の一心の期待を背負い、何度も綱横に挑戦しながら、我々の期待を裏切ってくれています。

彼は、相撲取りとしては、一流でありばがら、肝心なところで負けてしまう。(多くの日本人はそう感じているのでは)

じゃ、何が足りないのか? 

私が、言うべきものではないのかもしれませんが、

比較対象として、頭に浮かぶのは「マイケルジョーダン」
言わずと知れた、NBA(バスケットボール)のスーパースターですが、私と同じ年の私のライバル(笑)・・実は本気だよ。

彼のすごさは、「私がエース」という自覚。
「俺が決めないで、誰が決める」
シュートを1本や2本、いや3本、4本ミスったところで、シュートを打つことを止めない。それに、チーム全体も、彼にパスを集めていくことを止めない。彼にパスを回すことでチームが勝てると信じている。

そして、いつの間にか、彼の打つシュートが、ネットを揺らす確率が徐々に徐々に高まり、ついに、相手チームを打ち負かしてしまう。

これぞ「神」的な、スーパースターですが、
「ここ一番で強い人間」、人材というのは、実はこの意識も持ち主のこと。

稀勢の里に足りないのは、こういうところで、
「俺が勝たなくて誰が勝つ」
「俺しか横綱になる資格ないだろう」
「俺が一番強いんだ」
といった「俺が」「俺が」の意識。

リーダーシップとは違う意識ですが、いざ、というときに、強みを発揮するのは、この「エースの意識」。

しかし、普通の人は、失敗したときのことを頭に思い浮かべるのが普通だし、チームワークを重んじる日本人には、特に苦手な考え方かもしれません。

でも、こういう人材は、間違いなく強いリーダーシップを発揮できますし、こういう信頼のおける人材がいると、チームもまとまります。

白鵬は、こういう意識を持っています。
そして、2013年の日本シリーズで第7戦、9回にマウンドに登った田中将大も、同じような強い「エース意識」を持っています。

この2人は、マイケルジョーダン的な意識をもったスポーツマン2人(私の感じるところ)ですが、「稀勢の里」にも、同じような意識を持ってもらいたい。

「負けるかもしれない」を一切考えない、強い「エースの意識」

いろんな角界、世界で 言えることだと思いますが、
自分自身を現役だと思うのであれば、「エースの意識」を持てるように努力する。

というか「なりたいと思い続ける」ことができれば、

もし、そういう立場、境遇になった時、遭遇した時に、
本当に強い人間になれるのだと思う。

もう、だいぶ歳をくってきた私ですが、
いまだに「そうなりたいと思い続けている」ところです。
しかし、さて、私はなんで勝負するんでしょう。

まだ、そのあたりも模索中ですが、まだまだきばらんとね。

2016.11.21 林業事業者支援 大分県竹田市

今日は、全林協(全国林業普及協会)の仕事で、大分県竹田市の林業事業者にかかわる仕事でした。

内容は、能力評価システムの導入というタイトルのついた事業ですが、
導入する能力評価システムをどのように使うか、どういう目的で使うか、
非常に難しい仕事になっています。

単純に林業、第一次産業ですが、農業に比べて、事業者の法人化は進んでいるように思えますが、
日給で、雇用管理をしているところがほとんどで、全体の約7-8割、そして、月給制を引いている事業者が、2-3割。

この数字からみてもわかるように、会社とは言え、昔でいう樵さんを、集めて事業をおこなっているような感じで、
経営、というか組織力という点では、まだまだ、改善の余地は多くありそうな事業体です。

日給を月給制にすると、単純に、従業員の収入は安定し、例えば有給休暇を取得できるといった、休日の確保もできるようになります。
日給のままだと、一日でも多く仕事に出て、収入を大きくしよう、、といいった感じで、
仕事に対する豊かさの感じ方が、偏ってしまいます。

現在の林業は、ほとんどが、こんな感じの、事業体になっており、
むかーしから林業のみで働いているベテラン樵さんたちは、現状から変化することを嫌います。

(就業)時間にルーズなところだったり、仕事の内容についても自由な感じを好み、
細かく管理されることを避ける雰囲気があります。

おそらく、全国的にも、日給制が約8割を占めるというと、どこの県の事業者でも概ね、おなじような環境になっているんだろうなと。

しかし、最近、「緑の雇用」という制度を使い、新しい人材が、林業にも携わるようになっています。
こういった人材は、もともと、林業を経験した方たちではなく、
この雇用制度により、初めて林業という仕事に就いた方々。

インタビューすると、この人たちが面白い。
だって、たの事業、他の会社を経験して、林業に従事し始めた方々。

はじめは新人で、会社の中でもほとんど発言権はないかもしれませんが、
そこは、他の事業でロジックに行われている経営管理の手法を、簡単に受け入れられる素養があります。

今回の支援のポイントは、ここだな、、と。
ここで起こる風、私たちが起こす風の追い風、をこの人たちやこの人たちの考え方を率直に使いながら、風を起こしていく。

本日、現場の職員さん(緑の雇用採用者)の方とお話しして、そのあたりを直感しました。

初めての事業体で、現在、試行錯誤しながら、ゴール(成果物)の落としどころを考えておりますが、
今日の訪問で、すこし光が見えてきたように感じます。

最低、あと2回。訪問しますが、頭をフル回転させて、お客さんに満足してもらえるよう頑張ります。
いけるいける。

2016.11.15 昨日のことですが、ブラインドランナーの伴走をすることになりそう

昨日、天空六風の会という、ランナー仲間のLineに
タイの観光庁?の方からの案内で、北九州マラソンに、タイのTシャツを着て走ってもらえれば、2枠あります。
というアナウンスがあり、女性が1名、男性2名そして、もう一人女性のブラインドランナーSさんが、走りたいと手を挙げてきました。

最初は、最初の女性と、男二人でじゃんけん、という話をしながら、どちらも、譲り合ってました。

そして、ブラインドランナーのSさんが手を上げてきたので、
じゃ、この人に譲ってもいいや、、という気持ちと、まだやったことがないけど、「伴走、、してみたい」という衝動に駆られ、

「できれば、Sさんに、権利をもってもらって、私が伴走で走ります」っと、軽率にも発言してしまいました。

自分でも、大丈夫かな、、こんなこと言って、Sさん自分のことよく知らないし、私も伴走なんてしたことないし、
ほんと大丈夫かな??と。

そこへ、伴走経験者のM君が割って入り、「大会で走る前には、必ず、二人で練習会してくださいね。」っと。
理由は、「伴走って、そんな簡単じゃないですよ。しっかり準備して、理解して、臨んでください」というものでした。

分かりに分かった発言でした、超タイムリー。
私自身もこの後のアクションが起こしやすくなり、他の方からも、練習会の日程の提案もあり、
練習できる、伴走で走ることができる、。。ワクワク感を感じてました。

しかし、もっと冷静に考えると、
ほんとに、ブラインドのランナーSさんには、走りながら迷惑をかけられないし、目標タイムを誘導していかないといけません。

私に、そんな力があるのか。
もし、Sさんが、サブフォーを目指したい、、といいったら。
など、私自身に対する不安もよぎってきました。

でも、もう少し考えてみれば、大会は2月19日。
それまでに、しっかり練習して、Sさんの目標設定どおりに導いていけるよう、体を作らなくちゃ。
という気持ちを強く持つことができました。

私自身の来年の目標は、萩往還250㎞の完走。そして、100㎞マラソンで10時間30分。
この目標を到達させるには、私の現在の体力からすると、もう少しストイックに、体を絞らないといけません。

今回は、ブラインドランナーの伴走をする、ときめましたが、
きっちりとしたペースで走る。相手をおもんばかりながら走る。

おそらく、実際に走るペース以上にむつかしい状況が発生すると思います。
私が、自由に自己ベストを目指すより、はるかにむつしい。体力的にも、余裕がいります。

これらの出来事から、
実は、今年も目指していたことですが、やっぱり、目指すはアスリート。
本当にアスリートと呼ばれるような、体を、来年はもっと本気で目指そう。

そう思う出来事になりました。
来年も、更に気張って、本気で、アスリート目指します。いや、本気になってきた。

マンネリ化した練習も、プラスで、違うメニューを多く入れないとね。

S尾さん ありがとう。頑張ります。

2016.11.16 東京出張 JSQAグループ監査 企画コンペ

今日、東京出張で、日本QA研究会の一つの分科会で、臨床検査施設のグループ監査を実施することになり、
監査事業所を決めるコンペがありました。

応募は、私の会社を含めて2社あったようで、
質疑応答を含め約1時間のプレゼンをしてきました。

結果、反応、感触はまずまず。
かといって、採用されるかどうかは全く不透明。

しかし、GxP QA コンサルタントを名乗り、薬事監査を主な業務としているわたしですが、
日本国内の顧客に業務アピールで接するのは、これが初めて。 初めての営業というかんじでした。

ですので、プレゼンをしていても、企画の内容を説明することに注力しながら、
どうやって、自分という商品を見てもらおうか、どうやって、私のやっている事業に感動してもらおうか、
そんなことを考えながら、プレゼンしてました。

説明の中、ポイントの節々で、自分自身の考え方や経験を織り込み、
企画の説明のほかに、だいぶ、自分という商品の説明もできたような気もしました。

今日のプレゼン対象は、GCP部会の方々。
私の説明に対する顔色は、そんなに悪くなかったようにも思うので、早く、東京事務所構想も実現していかないと、、
そんな気持ちを強くさせる、企画コンペの プレゼンテーションでした。

さて、こっちの方でも、きばっせ いこかね。

2016.9.27-28 宮崎大学工学部 集中講義 経営工学

テーマは「技術者倫理と経営工学」で、今回は「経営工学」の部分を受け持ち、90分 × 8 の 2日間の講義でした。

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話の内容は、ビジネスのスタートアップのところに重点を置いた経営の話をさせていただきました。

学生たちにとっては、おそらく初めて聞くキーワードばっかりだったろうな、、ということで、できるだけ、同じことを繰り返し、繰り返し、説明することを心がけて、授業を進めました。

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2日目の途中からは、ビジネスプランを作る練習を2題。
私から例題というか、何社か、今から事業を始めようとしている会社、新規事業を新たに始めようとしている会社(始めたけどうまくいっていない会社)などの状況の例文を起こし、

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それをスタートポイントとして、
商品・サービスの特徴、価格、販路、プロモーション、事業の環境分析、将来の目標などを、グループあるいは一人で考えてもらいました。

この話の中でも、特に繰り返し話したのは、
①起業家、起業家精神(アントレプレナー)について
②将来の目標を持つこと

それに、追加で熱く語ったのが、
仕事していないのに、行動も起こしていないのに、
自分に何ができるか、自分が何をしたいのかなど、自分探しができるわけがない。。ということ。

「勉強して、行動して、仕事をして、初めて、課題が見ててきて、自分のやるべきことや、進むべき道は見えてくる」ということ。

私自身も大学に在学中は、まったく自分のやりたいことが明確にはできませんでした。

しかし、会社に就職し、自分の バカさ を認識し、仕事に一生懸命打ちこみ、勉強もたーくさんしました。そうすると、会社の中や、自分自身の課題が見えてきて、自分の進む方向がちらっと見えたのを覚えています。

ちらっと見えてくると、自分の処遇や、会社のやり方に、真剣に腹の立つこともあり、自分自身のモチベーションに火がついていったのも覚えています。

話がそれそうなので、元に戻しますが、
学生たちにも、できるだけ早い段階で、仕事あるいは、方向を決めて行動を起こしてもらいたい。

商品やサービスを考えるところでは、
・(ターゲットは誰?)誰のための商品・サービスなのか?
・「ターゲットの顧客」と「商品の特徴」とプロモーションはセットで考えること。

などを、個別でもできるだけ丁寧に説明して理解してもらうよう努力しました。

結局は、生き方として、サラリーマンだけではなく、将来、自分で事業を起こして生きていく、、という生き方を強く、少なからず意識してほしい。そう思いながらの、2日間の授業でした。

来年もまた、授業を担当することになるとのことですが、
来年は、もう少し上手にできるかな。

私の話を真剣に聞いてくれていた数名の学生の目は、しばらく忘れられないですね。

100点満点ではないけど、母校に少し貢献できたような気もして、ちょっといい気分です。
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塩盛先生、保田先生、ありがとうございました。
私自身、いい勉強・経験をさせていただきました。

また、飲みましょう。。
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2016.08.04 RQA Regional Forum

本日、午後3:30~ RQA のアジアパシフィックエリア内の
Regional Forumgがあり、Web Ex+電話でつないで参加した。

半年に1度くらいの頻度だろうか、J&Jの Junさんが企画し、開催されている。

そのうち、開催場所のシンガポールに行って参加したいな、、などと思いながら参加ししたフォーラムであるが、
本日のテーマは、PV PharmacoVigilance

これから、私の仕事の領域、QAの領域でも、比重が増えてくることが予想され、
大切な事業領域になる可能性があり、勉強もしなきゃ。。と思っていますが、、

以前から、国内のPVは経験があり、いつでもできそうな気がしている領域ではあるが、
いざ、本日の発表で、海外のPVの活動の話には、話だけでは、ほとんどイメージができず、「やっぱりまだ専門家ではないな」を痛感したフォーラムになりました。

夕べ、イギリスの人と、PVの仕事があるけど、受けられるか、、と打診があり、
「日本での経験があるので、大丈夫と思うけど、EU-GVPのトレーニング記録はない、経験もない」
旨お伝えたばかりであったが、、ちと自信がなくなりました。

とはいえ、EUのGVPの話は、聞けばある程度イメージできるし、理解できるので、まあ、大丈夫かな。

今日のフォーラムの、オーストラリア、中国、台湾のPVの話の内容が、ちとイメージっしにくかったのが私のまだ未熟なところ。

いくつか仕事してみると、この辺りもイメージできるようになると思うのですが、、、
仕事をひとつ、受けてみないとね。頑張ろう。

2016.8.4 その2 日本QA研究会での活動

独立していらい、日本QA研究会という団体に所属している。

活動としては、Global GCP Audit Guidelineの作成に関与、、といってもほとんど時間を作れていなかったので、中身についての積極的な関与はなく、

SQA、RQAとも共同で、ガイドラインの整備を行っていたので、SQAやRQAの年会に参加した時に、会議に出て、調整を担当するくらいでした。

その後、独立8年目の今年、4月くらいに、以前、委員長も務めたこともある「国際委員会」に復帰。
しかし、その後、会議への出席を試みるも、日程が合わず、8月現在、まだ、一度も会議に出席できていない。

また、2020年予定の6th GQAC(Global QA Conference)を控え、少し経験があるので、ステアリングコミッティに召集された。
しかし、また、第1回目の会議にも日程が合わず、欠席。

仕事も忙しいのと、距離もあるので、しょうがないんですけどね。

でも、無責任にコミッティーへの参加を承諾してしまったような気もして、気が重くなっているのも感じます。

まっ、いいか。 
きにせず、できることを頑張りましょう。

2016.08.04 最近 FB中毒

最近、自分でまずいなぁと思うことの一つに、
「FB中毒」かなと、思うことがあります。

私の近況を逐次、記入。
そしてチェック頻度が多いと、FBを開いたときに、その人の投稿が現れ、またつい、チェック、コメントしてしまう。

私の場合、頭に浮かんだことについて、
「しない」より、「やってみる」を優先するようにしている。

できるだけ、考えてからにしようとおもっていますが、
つい中毒症状的に、投稿、人の投稿をチェック、コメントしてしまいます。

これについて、自分でも「やりすぎだな」と思うこともしばしば。

それに、中毒症状で、仕事に集中しないといけないときでも、ついついFBを開いてしまう。
私の場合、面談中や監査対応中は、FBにアクセスすることはないですが、

デスクワークをしていると、いかんいかんと思いながら、FBを開く。
寂しがりやなのか、息抜きとしてはととてもいいツールに思えるけど、

最近少し、すぎているような気もしてます。

やめることはないけど、すこし、控えてみよう。(FB)

先日の障がい者差別解消法の研修会の模様がニュースで放送されていました。

障がい者差別解消法の研修会の模様がNHKのニュースで放送されていました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084028461.html

芹田さんも言っていたけど、
障がい者に対するいろいろな理解不足が、この法律でクローズアップされている「差別」の原因になっています。

その「差別」に、みんなが気づかない、気づきにくいのであれば、
やっぱり、条例等により、積極的に理解してもらう、そういう対応も必要でしょう。

国連の障がい者の権利条約の日本での批准が、世界で141番目。
日本は先進国と思っている人も多いと思いますが、
この点では、日本はかなり後進国(発展途上国)なんです。

今は「気づかない」から「差別」と認識されていないことがたくさんあるんですが、、、

条例も必要と思いますが、長い目で見ると、
一番効果的なのは「教育」。

教科書レベルで取り上げてくれると、10年後、20年後には、日本人の感覚も自然に世界レベルにできると思うので、

日本の将来のために、厚労省や福祉の現場だけでなく、教育の現場、文部科学省にも頑張ってもらわんといかんですね。

合理的配慮って、歩み寄りということ

散歩がえり、唐揚げ棒を買って、上機嫌の祐太郎。
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昨日やってしまった、腰の状態はいまいち(一進一退?)すがで、できるだけ歩いてリハビリ中です。

ここから、少しまじめな話。–差別の境目の話–
。。。関心のある方へ。。。キーワード:「歩み寄り」

先日、祐太郎を投票に連れて行った時の話で、

投票所についたとき、
①祐太郎の投票にかんして補助が必要なことを伝え、「すこし列が少なくなるまで待っててください」と言われたこと。
②パニックになりながら、なんとか投票を終えて、私が
「ご迷惑をおかけしました」と言いそうになったこと、

障がい者の社会モデル、という、障がい者差別解消法の概念からすると、いずれも「差別」に該当するようなケースです。

これに関して、改めて少し思ったことがあるので、書いておきます。

法律で求めているものの中に、とってもわかりにくい言葉で、「合理的配慮」という言葉があります。

これをわかりやすい言葉にするのは、とってもむつかしい話ですが、

この法律で、障害者の権利として、一般の方、健常の方ができることは、障害をもった人にも、平等に行使、あるいは、同等レベルで、できるようにするよう社会が責任を持つべきであり、
健常者、一般の方と、物事を同等にできるようにしていないことを「差別」として定義しています。

また、別の言い方をすると、障害があることを理由に、本人の権利の行使(社会生活のケースを含みます)を妨げてはならない。社会は、障害があっても、健常者と同等に権利行使や生活ができるようにする義務がある。というものです。

上記のような概念がある一方で「合理的配慮」という、お茶を濁すような言葉があるのですが、これは、

お金がかかったり、実際に社会環境を整えることが、むつかしい場合、完全に行使できるような環境を整えるところまでは、必ずしも求めない、、というもの。

ということは、この法律が施行されたからといって、社会だけが一方的に責任を持つということではなく、障害を持った当事者のほうでも、できること、許容できること考えていく必要があるということ。

話が長くなりましたが、祐太郎の投票の場合、
投票の練習(意思表示の練習)は、当然、やりますが、投票のタイミングについても、

例えば、投票日の当日ではなく、きじっつ期日前投票で投票に行けば、そこには、投票に来ている人たちも少なく、投票の補助・介助を落ち着いて受けられる環境があります。

障害があって、投票の行使について、補助が必要な投票者の場合、

◆行政は、期日前投票を活用するよう、呼びかけること、
◆当事者として、期日前投票であれば、落ち着いて補助を受けながら投票ができること。

を双方(健常者と障がいをもった方)が歩み寄った形で考えることも、一つの「合理的配慮」の一例であろうと、思った次第です。

むつかしい内容で恐縮ですが、日本人の殆どといってよいと思いますが、当たり前の目線を変えていけるよう、今後も努力したい。

と、昨日の障がい者差別解消法の勉強会にて、そう思った次第です。